12/13(日)、先週余ったサザエとザリガニを消費するために再び底物釣りに行くことに。最近の釣果から察するに、そろそろ秋の底物シーズンは終了と思われ坊主の可能性もあるため、先週余ったオキアミ1.5kg分のコマセも保険として持っていく。夜釣りでフカセをすれば良型メジナが釣れるかもしれない。サザエの余りは7個程度と心もとなかったので、今回もポケットマルシェでサザエを1kg(1300円、20個入)を購入し追加で持って行く。今はコロナ対策の補助で送料無料なのでお得です。

実は今晩は変則勤務で深夜0:00頃から仕事。早めに帰宅する必要があるため、前回のように伊豆半島の先端方面へは行かず、なるべく近場でイシダイが釣れる可能性がある場所へ行くことに。結局、毎度変わらず川奈釣行です。真鶴が近くて良いのですが、今までの経験上、イシダイの魚影が薄めな真鶴では自分の腕で石鯛が釣れるとは思えないので、少しでも、より期待できる場所を選びます。先週も30オーバーのイシガキダイが釣れたとのネット情報にも後押しされました。寒いと気力が無くなるのでズボンは二重着し、カイロも準備することに。

今回の計画。
・暗いうちに磯へ入りフカセ釣りでお土産確保。
・明るくなったら底物。昼までに餌を消化し撤収。
短時間勝負となります。

現地への到着が遅れ、4:30頃から釣り開始。夜明けまでの勝負。無反応でしたがコマセを撒き続けると徐々に反応が出だします。まず釣れたのはハタンポ、そしてネンブツダイ。こりゃダメかな。。。

小物を4匹ほど釣ったところで、今度はなかなかの手ごたえ。5:40頃、釣れたのは35cmのメジナ。良型です。

 

とりあえずお土産を確保できたので、ノルマは達成。でも、できれば3匹位確保したい。欲張り。。。

ふと、リールが巻けなくなりました。どうやらスプールの下のネジが緩んで、スプールがリール本体に引っかかっている様子。一度スプールを外してネジを締めます。その時、なんだか糸が引っ張られる。んっ?これはもしかしたら何かかかったかも。。。今は糸を巻けないので魚を刺激しないようにネジ締めを継続します。先々週もラインが穂先に絡まったタイミングで大物が来て針を折られて逃げられましたから。。。でも、魚は待ってくれず、ジワジワ引かれます。小物っぽいから大丈夫かなと思っていると、徐々に本気を出され、最後は強烈に食い込まれブチ切られました。。。スプールを直し仕掛けを回収すると、針のちもとがほどけていました。さっきの35cmのメジナは難なくぶり上げられたので、それなりの強度ではあったと思うのですが、引きの強さ的に、かなりの大物だった気がします。何とまあ、タイミングが悪すぎる。

明るくなってイシダイ狙いでサザエを放り込みます。

先週、西伊豆の黒崎でほとんど当たりが無くなっていたので、今回はイシガキダイのエサ取りを気にせず、じっくりイシダイを狙えると思っていたのですが、放り込んだ瞬間からコツコツコツコツと小さいイシガキダイに齧られまくっているような当たり。瞬く間に餌の消化が進みます。始め、いつもの様に北端のポイントで釣っていたのですが、東の沖向きのポイントへ移ろうとすると、既に沖向きの釣り座に3人程、底物狙の人影が。仕方なく北端で続けることに。しかし、エサが取られるばかりで針掛りせず。。。

ふと船の音が聞こえたので顔を上げると、目の前に船が近づいてきます。遊漁船?と思っていると、どんどん近づいてくる。もしかすると、渡船で、自分のいる場所は船着き場に最適なので、ここに上がろうと思っているのか。少しの間竿を上げてくれとアナウンスされるのかと思って見ていると、船長が、「今日は一杯だ。。。」というようなアナウンスをしたかと思うと、川奈の港の方面へ遠ざかって行きました。5人ほどお客さんがようでした。5人であれば何とかなると思うのですが、自分が荷物を広げ過ぎていたのがまずかったか。少し悪い事をした気分。この場所で渡船者を見たのは初めてですが、メジナシーズンを迎え、希望する人がいるんでしょうね。

その後もサザエをかじられ続け、仕方ない、8:00頃、伝家の宝刀のザリガニ投入です。すると、すぐに食い込み27cmのイシガキダイが釣れました。

さすがザリガニ。食い込みは一級品で、短時間勝負には重宝します。一緒に写っているのは暗いうちに釣ったメジナ。気温が低いので岩の上で放置していてもずっと生きています。

8:07頃、2匹目のイシガキダイは手のひらサイズでリリース。今日のザリガニは数が少ないのでこれで終了。


エサをサザエに戻し、9:35頃、3匹目のイシガキダイ。これも手のひら大でリリース。こんなのが、海の中に群れているんでしょうね。


9:58頃、4匹目のイシガキダイも手のひら大でリリース。もう大きいのはいないのか。。。

 

サザエが尽きたので、残っていたコマセでフカセ釣り。磯際は5cm位のイワシか何かが大群で群れており、時々、ワカシと思われるボイルが発生しています。あれが食ってくれれば御の字ですが、磯際に餌を落としても音もなく瞬殺されるだけ。仕方ないので12:00前後に10m程の沖を攻めるとウキが沈み2匹ほど足裏サイズのメジナが釣れました。

 

昼はこの要領で釣り続ければ、メジナを遊べそうですが、今日はコマセを少ししか持って来ていないので、エサが尽きて終了です。メジナを持った時に感じたのですが、メジナの体が暖かい。いままで、そのように感じた記憶は無いのですが、それだけ急激に外気温が低下してきており、それに比べ海の中や魚の体温が高いままな状況なんでしょうね。

13:00頃、予定通り撤収します。帰りがけに底物師の方の所へ行って釣果を聞きます。見ると、数回前の釣行の際に良型のイシダイを上げていた方。朝に一度食い込みはあったが竿から離れていて合わせられず、それ以外は当たりが全然無いとのこと。南東の大島方向からのウネリが強くなってきたので、北側の自分のいたポイントに移るそうです。北側はべた凪でイシガキダイのエサ取りの反応が続いている旨を伝えお礼を言って別れます。

さあ早く帰ろうとしますが、ガーン、岩場から南側のゴロタへ下りようとしたところ、ウネリと満ち潮で、とても長靴では行き来できない。

これからさらに潮が上げてくるし。。。仕方ない、夕方の干潮まで待つことに。北側のポイントに戻ります。

すでに北側のポイントには先ほどの方々が移動されていました。とりあえず昼寝でもと寝っ転がりながら釣りの様子を観察します。石物の反応は無いようですが、サバの切り身でアカハタ2匹とカサゴ1匹を上げていました。また、もう一人の方は底物の素人で教わりながらやっているようでしたが、高そうな新品の竿とピトンを2セット使用しており、お金もちなんでしょうね。餌もサザエとヤドカリを惜しげもなく投入しています。極めつけは、最後余ったサザエとヤドカリをガラガラガラっと海に捨てていました。ああもったいない!自分にくれれば冷凍して次回に使用するのに。。。波打ち際にひっかかっていたヤドカリを拾わせてもらとうとも思いましたが、波をかぶるのも嫌なのであきらめます。始めて石物をやるため、どうやら残った餌は捨てるものだと思っていたようです。もう一方の方は、玄人なので、しっかり余った餌は持ち帰っていました。まあ、どうでもよい話ですが。。。

自分はというと、寝転がっているのも暇なので、残っていた付け餌のオキアミと、カワハギ用にでもと作っておいたアサリを味の素にまぶしておいたものを使用して、磯際の深場に胴付きを垂らしてみることに。アサリを垂らすと、何度か餌を取られたのちに大きな当たり。上がってきたのは36cmのブダイ。

いい色です。今日はお土産が少ないので良い獲物です。

アサリが尽きて餌をオキアミに変えると、小さな5匹目のイシガキダイやシラコダイ、子メジナなどがかかりますが、良い獲物は無し。何やかんやで日暮れまで小物釣りを楽しんだ後、撤収。

本日のお土産は、イシガキダイ1(27cm)、メジナ1(35cm)、ブダイ1(36cm)。


夜に逃がした大物は痛かったですが、食べるのに丁度良い量は確保でき満足です。今回、意外と寒くなくカイロを使用する必要もなく助かりましたが、数日後から寒波が来る様子。だんだん釣りに行くのが億劫になってきますが、体重がどんどん増えてきているので運動の為にも外出しなければ。昨年の釣行を考えると、今後は、夜釣りでの良型メジナ狙いが多くなってきそうです。