(11/8にスマホが水没し写真データを消失したため写真はありません。。。)

 

伊豆半島は週末、天候が良く潮も大きく引くとのこと。宇佐美の長根で秋に石鯛が釣れるか試しても良いし、須崎の平磯に初挑戦するのも面白そう。しかし、いまいち、どちらもワクワク感が足りない気がする。

今年中に伊豆7島制覇したいという思いがあるため、まだ行ったことの無い残り2島の三宅島と御蔵島もチェックしてみると、東からのウネリが入っており風も強いが、11/1(日)~11/2(月)にかけて風が弱まる予報。これはチャンジするしかない! 仕事が丁度落ち着いたタイミングだった為、急遽11/2はお休みを取って、今はやりのGoToトラベルをうまく利用して安くあげることを試みる。両親がGoToトラベルを利用してそのお得感は聞いていた。ツアーの35%引きとなり、かつ15%相当の地域共通クーポン(ただし1000円単位)が付くため実質半額で旅行することができる。地域共通クーポンは旅行期間中、対象県とその隣接県で使用できるため、目的地が東京都の場合、余っても旅行から帰ってきた日に近所のコンビニやドラッグストアで利用できるとのこと。

対象を三宅島か御蔵島としてインターネットで調査した結果、御蔵島ツアーは無く、三宅島ツアーの場合、東海汽船が主催する1泊ツアーが通常約2万円のところ、GoTo適用で支払い約13000円、さらに3000円分の地域共通クーポンが付くため、実施1万円でお得ということが判明した。(三宅島観光協会の11/1付のお知らせを見るとリンク等があり分かりやすい)しかし、10/31 22:30発の橘丸に乗ろうと10/30に電話申込したところ、4日前までの予約とのことで申込できず。。。さすがに前日予約は厳しいか。しかし、あきらめきれずJTBの窓口へ。天下のJTBであればもっとお得なツアーもあるかも。しかし、あったのは三宅島の「東海汽船観光協会」という施設のみとのことで、かつGoTo適用でないとのこと。そんな名前の施設は聞いたこと無いので企画名なのかもしれないがGoTo適用外ではないため撤収。残る手は、ツアーで無く個別にGoTo適用を手配する方法がある。この場合、ツアー全体が実質半額となる事に比べ、対象外の料金が発生するのでお得感は減るが背に腹は代えられない。まず、橘丸乗船券は行きのみ夜行のため宿泊相当との扱いとなりGoTo適用で35%引きで地域共通クーポン1000円が付く(当日予約でも可)。また、三宅島には3件ほどGoTo適用宿があり、直接申し込めば良いはず。でも、前日では空いていないかもしれないし、GoTo適用できないかもしれない。結局、乗船券のみでオールナイト夜釣りコースとした。神津島・式根島・新島・利島・御蔵島はコロナ対策もあり宿泊予約なしでの渡航不能だが、伊豆大島・三宅島・八丈島の情報ではその制限を見たこと無いため宿泊無しでも大丈夫だろう。

出航日の10/31夕方に食料調達にスーパーへ。おにぎり6個・カロリーメイト2箱・コロッケパン2個・ちくわ2袋、ウーロン茶2L、おしゃぶり昆布、これだけあれば旅行中丁度足りると思いますが、これらで荷物の重量が増すのが憂鬱。

当日は10/31 9:30に竹芝桟橋に到着。約10500円程支払い乗船券と地域共通クーポン引換券をもらう。さらに引換券を持って、クーポン受け取り窓口に並びなおして1000円クーポンを受け取る。列に2回並ぶので余裕をもって到着できて良かった。実質約9500円ほどだが、ツアーの場合は実質約10000円で宿泊付きとなるため、今度また行く機会があれば、早めに予約しツアーで参加したい。

 

船の中でスマホを充電しようとして、はっ!となる。充電ケーブルはあるのだが、コンセント部分のモジュールを忘れている。。。やってしまった。しかし、備え付けのテレビを見るとUSBの端子が付いている。ここで、充電できるのでは?差してみると充電が始まり一安心。しかし、まもなく消灯時間が来ると、電気が消えると共にテレビも消え、充電できなくなってしまった。ああ無情。。。

22:30竹芝を出航し三宅島錆ヶ浜港に5:00着、とりあえず三宅島は初めてなので到着港の堤防で釣ることに。だいぶ日が短くなってきたので、あたりはまだ真っ暗。船の作業中は堤防を追い出されるので堤防根本に待機。待機解除と同時に10人位いた釣り人は堤防先端を目指す。堤防先端向き左側に石物狙いの団体が、右側にカゴ及び堤防際の根魚狙いの団体が入る。自分は荷物を灯台付近に置いて、そのすぐ脇の石物狙いの団体の横で釣らせてもらう。

持ってきた餌は、ザリガニ、ムール貝、アミエビ4kg、付けエサ用オキアミ、イカ、イソメ。クーラーがパンパンなので順番に消費しながら空いたスペースに魚を確保したい。

早々に先端の方が40cm位の良型イシガキダイを釣り上げる。こちらも負けじとザリガニを投入すると小さな当たりが継続する。これは釣れても小さいな。6:50頃、やっと針に乗って釣れたのは25cm位のイシガキダイ。小さいのでリリース。ムール貝でやったりもしてみたが、その後は全く魚が掛かる気配が無い。

堤防には10本位底物狙いの竿が並んだ状態で、先端の団体は餌にサザエ、トコブシ、ガンガゼ、ザリガニ、マガニ、イセエビと豪勢に様々な種類を用意し豪勢な感じ。皆、足元での釣りだが、その中で、先端向きの竿の1本に当たりが出ては釣れるという状況が続く。自分を含め、先端に向かって左向きの竿には当たりが出ない。良い時には左向きでも釣れるそうだが、今日は、やはり潮当たりの良い先端でないとダメそうだ。先端の方によると、いろいろな餌の中で、今日はガンガゼが良く当たるとのこと。お仲間が新鼻に入っているとのこと。

一度休憩を取って、堤防根本で南向きにウキフカセをしている地元の人と話をする。
・25cm位のカイワリが釣れた。
・テトラの下にいるメジナを狙っている。
・近場の地磯としては港の南側のテトラの根本にポイントがあり2人位は入れ地元の人のみ行く場所がある
・三宅島より南のイスズミはおいしいが、神津島より北では臭くて食べれない。
・逆に三宅島より北のブダイはおいしいが、南では臭くて食べれない。
・東からのウネリと南からの風をさけれる場所としては、伊ヶ谷港が良いのでは。
ありがとうございました。堤防根本は比較的浅いものの、コマセに寄って来る魚が良く見えて棚も取りやすく楽しく釣れそうでした。釣方の選択枝の1つとして良いかもしれません。

先端に戻り堤防北側で釣っていたカゴ釣りの団体の様子を観察。イスズミを釣ったり、30cmを超える大物のムロアジを釣ったり。そのムロアジを泳がせて、正体不明の巨大魚がかかり、全くリールを巻きとれないまま、20号程のリーダーをブチっと切られるのを2回繰り返してました。おそらく巨大なサメでしょうね。あとは、サンノジが立て続けにつれていました。おそらく、群れが入って来たのでしょう。

ルアーの方が自分が釣っていた付近から南側へメタルジグを投げて、35cm位の良型のナンヨウカイワリを釣り上げました。丸々太った良型で、これは大変うらやましい。しかも、再度投げると、また同様に良型が。美味しいんだろうなあ。

底物師の団体の釣果ですが、40~50cm位のイシダイが2本上がっていました。さすが離島。半日でイシダイが2枚上がるなんて高確率です。さらに、大きなカンムリベラ2匹、良型のイシガキダイを数匹上げていましたが、リリースしているようでした。もったいない。自分で釣らなくても、他の釣り人がリリースする魚を都度もらえば、クーラー満タンになって食料に困らない気がします。老後、離島に住んで釣り人の釣ったリリース対象の魚をもらう生活をすれば食費を節約して生活できるかもしれませんね。

お昼ごろになって、先端の底物師の団体の数名が撤退していって、残った方が「ここみんながエサを大漁に撒いているから、これから釣れるかもよ。ここでやれば?」と誘ってくださったので、わずかに残っていたザリガニを持って移動し釣らせてもらいます。ただ、地合いが悪かったのか当たりなし。やがて、八丈島から折り返して来た橘丸が到着するとのことで、作業の方に堤防を追い出されて終了です。観光協会に寄ると、レンタル自転車が1日2500円とのこと。電動自転車で充電無しに島一周できるし、1日借りると、24時間後の翌日まで夜間も含めてずっと借りていられるとのこと。地域共通クーポンも使えそうなので、レンタカーを借りれなかった時は、これを借りて磯を周るのも選択肢としてはありですね。でも今回は、より安く上げるためにバス移動することにします。

このあとの予定ですが、夕間詰に磯に入ってウキフカセをやった後、深夜は堤防でぶっこみ釣りをやりたい。なるべく移動が楽な近場のポイントが無いかと、ネット検索すると、民宿夕景さんのホームページで詳しいポイント紹介を見つける。今日は、東からのウネリで、今は北風で一度風が止んだ後、深夜から南風になる予報なので、島の西側で南風を避けれる場所が候補となる。錆ヶ浜近くにも南側や北側に磯があるのだが、どこも10mを超えるような高さがある場所ばかりで、夜釣りには向かなさそう。ということで、候補となったのは、夕景浜近くの「大鼻」「タイ根」。しかし、「大鼻」は現在崖崩れで渡船でないと入れないとのことなので、「タイ根」一択となる。とりあえず「タイ根」へ行き、良い所ならそこで朝まで釣っても良いし、堤防が良ければ、そこからバスか徒歩でさらに移動して、地元の方から聞いた「伊ヶ谷港」の堤防へ行くことにする。

夕景浜まで行くためのバスの時間まで2時間程あるため、とりあえず、先程地元の人から聞いた、錆ヶ浜港の南側のテトラの根本の磯の様子を見に行くことに。徒歩で15分位で到着しました。小場所かと思って侮っていたのですが、足場も良いし雰囲気も良い。深さは8m位でしょうか。ここで夜釣りでも良いなあ。でも、今回は釣果よりも三宅島の釣り場調査が優先なので様子見に留めます。ザリガニがまだ少し残っていたので、ここで完全消化することに。底物狙いでぶっこむと、小さいですが当たりがある。やがて食い込んだ!上がって来たのは20cm程の小さいイシガキダイですが、抜き上げの時に針外れ。バスの時刻が近づき終了。

錆ヶ浜入り口のバス停から15:44発のバスに乗り、夕景浜に15:49到着。150円也。北へ向かうと墓地より先が崖崩れで通行止めになっている。でも、夕景のホームページでは「タイ根」までは行けるような記述だったので、ダメ元で行ってみる。崖崩れ現場は歩くのに支障なく、その先に磯への踏み後が続くので入っていく。ただ、人があまり入っていないようで、踏み後はすごくはっきりしているだが、草が胸あたりまで被さって足元があまり見えない状態でガサガサとかき分けながらの進軍となる。そこを突破すると、大きな溝があり、垂れ下がったロープを利用して斜面を降り、立てかけてある長い梯子を上ると「タイ根」に到着した。バス亭からは15~20分位。その先の「大鼻」方面は、確かに土砂崩れ跡がある。見た感じ、行ってみると案外行けそうな気もするが、夕暮れ間近でトライするには危険なので止めておく。タイ根は非常に足場が良く、深さは5m位だろうか。とりあえずアミコマセを撒いてウキフカセを試してみるが、魚の気配が無い。さて、このままここで夜釣りするか、伊ヶ谷浜へ向かうか。伊ヶ谷浜へ向かう場合、17:39の最終バスに乗るか、それを逃せば徒歩で山越えとなる。今回は安全優先で、日没後の薄暗がりの中撤収うしバスで移動することに。

急いで夕景浜のバス亭に戻った頃にはあたりは真っ暗。17:39発のバスにのり、伊ヶ谷港へ17:54到着。堤防の先端を目指します。錆ヶ浜港の堤防と違って、こちらは空いています。堤防中程の南向きに釣り人が1人、ウキフカセ仕掛けで、棚1.5m、撒き餌無し、付け餌オキアミで遠投していました。聞くと、その釣り方で良型のイサキが釣れるとか。ただ、潮が右方向へ流れている時が良く、今日は左側に流れているからか、全く釣れないとのこと。へえ、イサキが撒き餌無しの浅棚で釣れるとは目から鱗です。

自分は、より堤防先端側で南向きにイカ短でのぶっこみ釣りを開始します。投げるとすぐ当たりがあるのですが、なかなか針掛りしない。どうやら石鯛針は針掛りしにくいようで、18号位のムツ針に変更してようやく針掛りします。21:26頃、釣れたのは18cm位のテリエビス。初めて釣る魚です。小さいですが赤くておいしそうなのでキープ。三宅島に来てやっとキープ第一号。危うく初日のお土産無しとなるところでした。イットウダイと瓜二つですが、テリエビスは、背びれにも白い縦縞が入っているのが特徴です。その後、中型と大型のウツボが1匹ずつ、23:49頃、ネンブツダイの仲間が1匹釣れました。んー。全然良型の魚がヒットしない。まあいつものこと。自分の場合、大型魚がガンガン釣れると思って離島へ行ってもだいたい貧果なので、予想通りといえば予想通り。釣果のみ求めるならば、堤防からのカゴ釣りや、磯からのコマセ釣りがやはり手堅いですが、今回は、手持ちのエサで色々な釣り方を試してみることにしているので仕方ないです。2日目に続く。