4/16現在も、未だにPCR検査が受けられない体制が維持されており、巷では、新型コロナ感染が濃厚だが検査できない人が激増している。検査対象は渡航者、渡航者との濃厚接触者、重傷者の3パターンのみに絞られ、4日以上熱が続いたとしても、味覚障害が出た場合についても、保健所に連絡しても全く検査できず医療機関へ行くように促される状況が続いている。また、PCR検査体制の拡充の取り組みが全くなされていないため、感染者は陽性が分からず感染拡大が促進され、医療従事者の感染、院内感染が激増している。

 

無症状、味覚障害のみの人でも、コネで検査できた人で、陽性となった人がいるため、検査をしなければ、陽性者が野放しとなり、感染が蔓延することは自明であるのに、なぜ、国は検査できいようにする体制を維持し続けるのか。最近はメディアでも問題視する報道が多くなり、批判も方々で噴出しているのに対応せず、明らかに意図的に蔓延させている。

 

考えられる答えは一つだ。

「数%の死亡率であれば、ロックダウンして死者を減らすよりも、経済を止めずにコロナを蔓延させた方が、短時間で流行は収束し、国としての被害が少なくて済む。」

と自民党・公明党、中央省庁は考えている。

・検査をさせない体制を維持し蔓延させる。

・お金はお金にならない一般国民の保証へは回さず、大企業へ回す。

・自治体のロックダウンには反対する。

・オリンピックは2年後ではなく、1年後に開催とした。

これらの行動は、すべて、この考えに基づいた対応だ。

すなわち、試算で出ている42万人の死者、医療崩壊は、許容範囲と考えている。

 

確かに、経済的な影響を指標にした場合、この方法も選択肢としては有りかもしれない。ただ、それは国民が望んでいることなのか。中央省庁の連中は、国民に反対されても、自分達が正しいと思い込んでいるのだろうが、国民の了解を得ずに、批判を受けないように表向き、感染防止に対応しているように見せながら、実態として感染拡大を促進する体制を維持するのは大きな問題だ。

 

国民や自治体は感染防止に向けて動くので、経済への影響は避けられないのに、国が経済への影響の無いように感染促進を行うと、結局、経済は大きく影響を受けるのに、死者も増加するという、二兎追う物は一兎をも得ずの状態となってしまう。

 

初期のころ、イギリスは感染防止を行わずに蔓延させ集団免疫を獲得する方針を発表し、専門家が出した25万人死亡するという試算を受けて、感染防止策へ転じたが、これは、きちんと国民に発表して行っている。しかし、日本は、役人の頭の中だけで集団免疫方針を推進しながら、国民には、それを見せないようにし、結果として社会を大混乱に陥らせている点、悪質で最悪だ。きっと、「自分達が正しいのに、国民が騒いで悪い方向へもっていく。なんておろかな国民だ。」と考え、自分達が悪いとなど、全く考え及ばないのだろう。。。

 

もうここまで来ると、政府や中央省庁と対立してでも、国民及び医療従事者、企業が自らが行動して自分達を守るしかないだろう。

 

テレビで、医家歯科大は、「PCRの機器なんて大学内に沢山あるので自分達で検査し始めた。大学内の医療従事者だけでなく、コネで依頼して来た人達にも検査している。症状が出た人だけでなく、症状が出ない人も、チェックのため検査している。」と報道されていた。このような取り組みを、民間レベルで拡大させなければ、感染者が野放しとなり、国が狙っているように、感染爆発が促進され、医療崩壊し、何十万の死者が出ることは避けられないだろう。

 

是非、都道府県、医師会、大学、専門家、企業の方々が協力し、国に逆らってでも、感染拡大防止に向け、まずは、感染者を識別できるように、感染者が増えないように、検査体制を構築しなければならない。

 

最近、自分の周りにも、4日間以上発熱した人、味覚が無くなった人、目の充血した人が出てきているが、全員、PCR検査は受けられず、医療機関受信・様子見となっているし、症状が治まれば出社している。自分が感染するのも時間の問題かもしれないし、既に感染しているかもしれないが、それを知る術が無いというのが、本当に恐ろしい。