4/10(金) 、4/7に出された東京都の「緊急事態宣言」の影響で、東京都、神奈川県の外出自粛令が出ていますが年休を取って釣りへ。妻はこのご時世に世間体として信じられないと非難しますが、自分は理系なので世間体よりも数字で考えてしまいます。「感染を広げない為に言葉として「外出自粛」と言っているのであって、本質は外出しないことでなく、リスクの低い行動を取れということである。会社に行けば多数の人と接触するが、年休を取って誰もいない磯へ釣りに行くことは、道中3人と短時間接触するだけなので、より適切な行動である。」という論理で自己の後ろめたさを弁護するため言い訳しますが、妻の怒りは収まるはずもなく、今はやりの「コロナ離婚」という文字が頭をよぎります。コロナのリスクでなく、人生のリスクとなる危険性が。。。
満員電車で通勤する人は、テレビニュースで例として1日に70人程と接触するとのことで、現状、これが放置状態では感染が縮小するはずもないのですが、4/11日からは営業自粛要請がなされるとのことで、今回の釣行は、最悪、人生最後となるかもしれません。ほぼPCR検査していない現状では、感染爆発が起こる可能性は100%で、今後、規制がきつくなる事はあっても緩まるのは数か月先でしょうから。。。「一遍の悔いなし」と言って死にたい自分としては、今回は釣行を選択することに。
釣行は、マスク着用で、極力、人と接しないようにしますが、今回は以下の3人と接触してしまいました。
①根府川のローソンの店員(天井から吊るされたビニールシートあり、横浜の件のせいか神奈川は東京より厳重)
②青木釣具店のおじさん(マスク着用、前回まではマスクしてなかったが流石に着用したか。。。)
③山哲釣具店のおかみさん(マスク着用なし、いかにもといったマイペース)
お金を支払う時だけなので、大丈夫だと思いますが、両釣具屋さんは高齢者率が高いのが心配です。この2店は釣師にとって聖地みたいな所ですから。
①根府川のローソンの店員(天井から吊るされたビニールシートあり、横浜の件のせいか神奈川は東京より厳重)
②青木釣具店のおじさん(マスク着用、前回まではマスクしてなかったが流石に着用したか。。。)
③山哲釣具店のおかみさん(マスク着用なし、いかにもといったマイペース)
お金を支払う時だけなので、大丈夫だと思いますが、両釣具屋さんは高齢者率が高いのが心配です。この2店は釣師にとって聖地みたいな所ですから。
深夜に出発し、0:00~4:00の高速代が安い時間帯を狙って小田原厚木道路を通過、小田原のPAで仮眠を取り、早朝に寒さで目を覚まします。う~。昨日から一転、真冬の寒さ。風邪をひいてしまう。。。おなかペコペコで根府川のローソンでパンを買います。駐車場に自分の他に車が4台止っていたのでナンバーを確認します。「自粛で東京のナンバーは目立ってしまうかな。。。」すると、なんと4台とも多摩ナンバー。ほっとして良いのか、世の危機感のなさを嘆いた方がよいのか。。。
青木釣具店でオキアミ3kgをまぜまぜした後、山哲釣具店でサザエ1kg購入。現在のサザエの相場は、青木も山哲も1800円ですが、青木はなぜか、今回のみ+消費税で支払いは1980円。税が加算されない分、山哲が安いです。あっ、磯の名前聞くの忘れた。。。(後にクリハンさん情報で通称:マムシ磯とのこと)
今回の釣行の目的は、網代の海で4月上旬に石鯛が釣れるか確認すること。昨年の長根での経験から、5月頭には石鯛がのっこみで釣れるのは確認できているのですが、4月はいつ頃からがシーズンなのか確認できていないので、今後の為にどうしても確認したかったのです。場所は前回3/30に初めて行ったマムシ磯。前回同様、どうせ昼間は木っ端だらけで釣れないでしょうから、昼間は石鯛を狙い、夕マヅメから夜にかけてメジナを狙う計画です。
7:00過ぎに駐車スペース到着。前回見つけたアイネ付近からの緩い傾斜のルートを使えば楽なのですが、狭い路肩を歩くのは車と接触しそうで怖いのと、運動不足を解消しないといけないので、あえて焼却場下へと降りる傾斜がきついルートを選択します。海岸へ降りると、うねりが無く波がおだやか。
北風が冷たく寒いですが、ゴロタ歩きで体が温まれば丁度良いかも。前方に見えてきた目的地の磯は、今日は波をかぶっておらず安全そうです。
前回、波で入れなかった先端の低い場所に陣取り釣り開始です。さっそくサザエを付けた石鯛仕掛けを投入するも、エサが全くかじられずに戻ってきます。やはり、まだ、シーズンに早いか。。。こんなこともあろうかと、石鯛タックルは2セット持って来ています。石鯛竿を2本出しにし、その横でフカセを行うという全3本出しの強欲スタイルでの釣り。おかげで荷物はヘビーでした。。。
自分の腕では、ここまでしないと、坊主の可能性が高く、せっかくこんな所まで来て、早朝から深夜まで竿を出して坊主は何としても避けたいですから。。。
9:45分にやっとフカセで一匹目。マイクロサイズのオナガメジナ。まあ、コマセを撒くとワーッと小魚が群がって来るので仕方がない。。。
その後も、ベラ、キタマクラ、スズメダイのみ。ベラは試したいことがあり潮だまりで生かしておきます。北風がやや強く、置き竿の穂先の微妙な当たりは分からず。午前中は、石鯛竿に何も当たりがありませんでした。
昼すぎになると風が止み、フグにかじられていると思われる穂先の小さな当たりが見えるようになります。そしてクイーッ、クイーッとウツボ特融の当たりが出だし、1匹目の中型ウツボが釣れました。13:06には2匹目の中型ウツボ。
巻き上げるタイミングが共に遅かった為、仕掛けが滅茶苦茶にされています。投げる方向として、初島方向より左側に投げると、全く根掛からないですが、浅くて全く当たり無し。右側に投げると、時々根掛かり、若干深く、ウツボの当たりあり。よって、1本を初島方向、もう1本を初島右方向に投げることに。
フカセは釣れそうも無いので、先ほど生かして置いたベラを、泳がせ用のイカ仕掛けに付けて投入し、ドラグを緩めて岩の上に置き竿にしておきます。
すると、15:30頃、その竿がガガッと横に引きずられました。イカかっ?と巻き始めると大き目な魚の手ごたえ。40cmはありそう。魚に食らいつくとは、スズキかクロダイか?と寄せようとしますが、強く引きすぎたのかあえなくばらし。さすがにイカ用の返しではちゃんと掛からないか。。。仕掛けも曲げられてしまいました。
イカ用の仕掛けではなく、魚用の泳がせ仕掛けにするべきでした。でも、魚を狙うとイカがかかったりするんですよね。。。孫針りを付けておけば良いのですが。その後、仕掛けを針に変え、魚用の泳がせ仕掛けにしますが、反応はありませんでした。
石鯛仕掛けの方は、午後はウツボの反応が活発で、巨大ウツボが2度かかりましたが、見える所まで巻き上げた所でいずれもばらし。15:00頃の当たりで魚らしき手ごたえ。上がって来たのは良型カサゴ。
30cmあるかと思いましたが、測ると27cm。7時間粘って、やっと1匹目のキープですが、とにかく坊主を回避できてほっとします。
17:00からは、石鯛竿を1本の残し、エサをサザエからベラに付け替えぶっこんでおき、フカセは電気ウキ、光る針に変えて4mほどの棚で底取りして夕マヅメ勝負を開始します。しかし、真っ暗になってもビクビクっと小さい当たりで餌が取られ続けます。正体はネンブツダイ。大物の気配なし。
20:00頃から、急に北風が強くなり、波も荒立ってきます。寒いし怖いし釣りづらいしで、やる気消失。さっさと餌を撒いて帰りたくなり、風下となる、海中に大岩が多く波でバシャついている南方向へ餌をドカ撒きし、棚も2m位と浅くして仕掛けを放り込むと、ウキが変な動き。波のせいかと思い巻くと何か着いてる?と、グイーっといきなり強烈な引き。うおーっ、でかそう。20:18に上がって来たのは38cmのメジナ。
引きの強さから40cmは超えると思っていたので、期待ほどではないですが、良型で、腹パンで重量感があり「よっしゃー。報われた。」と、ガッツポーズ。これで今日は満足。
波が益々荒れてきたので、残りのエサもドカ撒き。もう一度しかけを放り込むと、また何か掛かった。これも急に強烈に引く。20:27、上がって来たのは先ほどよりも大きそうなメジナ。
タモに入れっぱなしだった先ほどのメジナを岩の上にぶちまけ、タモで掬って測るとさっきと同じ38cm。入れ食い突入か。でも撒き餌はもう無い。
20:40、未練がましくオキアミを付けた仕掛けを最後の1投!と投げ込んだ途端、すぐ横で置き竿の石鯛竿がググーっと強烈に突っ込っこんだ。なんじゃっー!急に忙しくなってフィーバーかー!竿を取ると、強烈な引き。エイではない何か泳ぐ魚。これはやばい。でかい。巻き上げると、1m位ありそうなドチザメ(初)。道糸20号のワイヤーハリスなのでどっせーっとぶり上げます。
最近、釣りブログやテレビ番組で姿を見かけていたのでタイムリーな魚です。しっぽにスレ掛かりしていました。。。
持って帰って食べようとも思いましたが、すでに今日の獲物は満足していたので放流。命拾いしたな。
仕掛投入場所が良かったのか、棚が良かったのか、コマセのドカ撒きが良かったのか、荒れてきた海況が良かったのか、単なる偶然か、よく分かりませんが、今日の釣りは、最後の怒涛のフィーバーで終了しました。今日はダメだとあきらめていたのに、最後の最後まで、何が起こるか分からないものです。南方向の海中の大岩の周りがメジナポイントなのかもしれませんね。
駐車スペースに戻ると、ガサガサッと物音。音がした135号線の道路の反対側を見ると鹿がこちらを見ており、さっと逃げて行きました。このあたり、真っ暗な中歩いていると、急に鹿の大きな鳴き声がしたり、ガサガサという音がするので、ビクッとしてしまうんですよね。。。
本日の釣果は、メジナ2(各38cm)、カサゴ1(27cm)、ドチザメ1(初、1m位、リリース)の3目4匹でした。メジナの腹の中は白子でパンパン。
まだ、石鯛シーズンには早そうですね。今後も、世間の目を避けるように釣行したいのですが、どうなることやら。東海汽船のHPを見ると、伊豆諸島各島の役場からは4/7から来島およびコロナ疎開の自粛要請が出ており、東海汽船は4/6~5/1まで休日増発便の運休を行うようですね。今年こそ、4月~6月は伊豆諸島で赤イカ狙いと意気込んでいましたが、今期は無理そうです。まあ、自粛要請なので、無理に行けば行けないことはないですが、島の人の心境や、世間からの冷たい視線を考えると、厳しいところです。