3/30(月)、失効する前に余っていた年休を取って釣りに行くことに。週末の土日は新型コロナで外出自粛だったので家でじっとしてましたが、平日は、職場に出勤するより、誰もいない場所に釣りに行く方が、よっぽどコロナ感染のリスクは低いでしょう。と、自分を正当化します。
今日は、久しぶりに、日中にじっくりと釣る時間を確保できるので、釣りの技術が無い自分でも、お土産は確保できるだろうとの算段です。海が荒れた後なので、クロダイが釣れるとうれしい。アイゴやタカノハダイでも喜んで持って帰るつもり。とにかく、30cm以上の魚が欲しい。
実は、前から気になっていた場所があります。地磯ガイドには載っていない場所なのですが、網代の「屏風岩」と、宇佐美の「焼却場下」との間をGoogleの航空写真で見ると、どう見ても磯と思われる場所が有ります。なぜガイドに載っていないのか。釣り座には適さない場所なのか。どんな場所か一度確認してみたいと思っていました。試しにネットで検索してみると、ブログ主がホームとして記載している場所の写真があり、どうやら、その写真が今回行こうとしていた場所っぽい。もしそうだとすると良い磯じゃないですか。期待します。(後にクリハンさん情報で通称:マムシ磯とのこと)
以前から、網代のラブホテル「アイネ」を過ぎた南側の1つ目のカーブ付近に時々止まっている車が気になっていました。こんな場所に止めて行くところと言ったら釣り場しかない。そして、その場所は、丁度、今回行こうとした場所の近く。そして、最近、その場所に止めた車に背負子を持った釣り人が乗り込む所を目撃しました。これは行ってみるしかない。行きがけに青木釣り具店で3kgのオキアミを混ぜまぜして8:00頃に到着。車を止めて、道路の柵を乗り越えた所に磯へ降りる道があるだろうと探しますが、獣道はあるのですが人が降りて行けそうにない。絶対、このあたりから降りるルートがあるはずなのに。。。仕方なく、そこから50mほど南の焼却場下へ降りる駐車スペースまで移動し、そこから磯へ降りた後に北上して目的地に向かうことに。想定したより遠回りになってしまいますが、運動不足には丁度良い。
海岸に降りると思ったよりウネリが大きく危険な感じ。
メジナの活性の高そうな海況ですが、安全に釣れる場所だろうか。無理なら網代の立岩に行けばよいかと考えながら海岸を北上します。昨日、雪が降って、今日は気温が一桁台と寒いですが、ゴロタ歩きで汗が出てきます。
前方に目的の磯が見えてきました。
上に見える「あじろ磯舟ホテル」は、ネットで見つけた写真と同じ建物。やっぱりこの場所だったか。ふと、陸方向を見ると、ロープが垂れ下がっている入磯用と思われる道があります。
やはり道あったか。荷物を置いて、この道がどこに繋がっているか確認しに行くことに。沢に沿って斜度の無い楽に歩ける道を辿って行くと、135号線のアイネより、やや網代側に出ました。上を見ると、「ホテル ふたり木もれ陽」の建物が。
全室スイートルームのラグジュアンリーリゾートホテルで1泊88,000円とのこと。愛人相手の不倫旅行にぴったりそうですね。東側を見ると、道路の先に「アイネ」が見えます。
なるほど、目をつけていた駐車スペースから道を歩いてきて、ここから磯へ降りれば楽なのか。でも、路肩が狭いので、飛ばす車に跳ねられそうで怖いです。ここから降りていきます。
海岸へ出て、再び北上して目的の磯へ到着。
広ーい。すばらしい磯です。山から染み出した水がわずかに流れている箇所があり手を洗えますし、魚を生かせておける潮だまりもあり、至れり尽くせりの磯。シチュエーション的に宇佐美の長根と同等と思われ、釣果が非常に期待できそう。ピトン後も沢山あり、石鯛も期待できそう。なぜ地磯ガイドに出ていないのか、本当に不思議。ただ、難点は、宇佐美~網代間の他の磯と同様に、初島方向からの大きなうねりに弱そうなところ。今日はウネリが大きいので、磯全体が濡れており、波も頻繁に這い上がって来ていて危険。一か所だけ、竿を出せそうな乾いた岩場があったので、そこで竿を出すことに。
ゆっくり準備して、10:00頃にやっと釣り開始です。すると、一投目からウキが沈み、手のひら大のメジナがかかります。
予想した以上にメジナが超高活性。一投一投、ウキに反応があり、手のひら大のメジナとフグが交互に釣れてきます。コマセを撒くと、ワーッと小魚が群がって来るのが見えます。あ、これはダメだ。。。永遠と小魚が釣れ続けるパターンです。木っ端の嵐で、もうメジナシーズンは終わりですかね。。。
今日は、新規開拓が目的なので、この場所と心中するつもりで釣り続けることに。餌が尽きるまで木っ端の相手か。。。途中、やっと1匹、足裏サイズがかかり坊主のがれでキープしますが、その後も木っ端メジナばかり。アイゴも釣れません。釣っては捨て、釣っては捨て。でも、こんなに魚の反応が良いのは久々なので、手ごたえを楽しみます。昼間はあきらめ、夜釣りに期待することに。
17:00になったので、夜用の太仕掛けに変えると、いきなり足裏サイズが入れ食い状態に。夕マヅメの確変来たか。しかもサイズが徐々に大きくなります。最後の方に釣れた34cmと35cmのみクーラーに放り込み、他の足裏サイズは逃がしたところで暗くなったので、これからが大物勝負と意気込みます。クロダイ、あわよくばヘダイやマダイが掛かれば万々歳。しかし、なぜか当たりがピタッと止まり、エサも取られなくなり、そこへ初島方向から、それまでの様子から考えられないような大波が一発押し寄せてきました。これはやばい!。とっさに、バッカンをもって後ろに下がりますが、下半身は波をかぶりびしょぬれ。でも、バッカンは体の影に隠して無事でした。これだから、網代の海は油断できない。一瞬判断が遅れれば、バッカンを流されていたかもしれません。ギリギリセーフ。
結局、その後、偶然磯際で25cmのムラソイが1匹釣れたものの、他はウキにピクリとも当たり無く終了。昼の釣りは、やや荒れ気味の方がメジナの活性が高くて良いですが、やはり夜釣りは波がない時の方が、安全で、ウキの反応も見極められ、コマセもたまりやすいのでよいですね。沖への払い出しの流れが速すぎでした。
本日のお持ち帰りは、メジナ2(35cm、34cm)、ムラソイ1(25cm)の2目3匹。
木っ端で釣りにならないので、今度から昼間は、いよいよ石鯛シーズン突入でしょうか。昨年は5月頭から釣っているので、今年は4月から初めて、釣れるかどうか試したいですね。ただ、いよいよコロナの蔓延が深刻化してきて、いつ外出が「3密の自粛」ではなく、「禁止命令」になるとも知れないので、釣りに行くこと自体、できなくなる可能性があり心配です。磯の名前は、今度、山哲のオヤジさんに聞いてみよう。。。