釣り日記なので新型コロナウイルスの事は書きたくないですが、これから大変な状況になる可能性があり、後々見返した時に思い起こす為に、ブログを書いている2/9(土)時点での状況を記しておくことにする。あの時は杞憂だったと後から笑うことができれば良いのですが。。。

・とうとう中国が空気感染確認と発表。やはり楽観的な濃厚接触感染前提での政府対応は大甘だったか。一方、厚生労働大臣はテレビで空気感染は無いと断言。なんだかなー。もう現政権には諦めを通り越して溜息しか出ません。
・クルーズ船の検査対象の約300人以外の中から、新たに100人程の体調不良者発生。まあ世間の予想通り。空気感染なら、なおさら納得。
・市中の肺炎発症者のコロナ検査希望者について、検査拒否例が続出。まあ、クルーズ船の全員も検査できないのだから全国的に検査体制が準備されていないのは分かっていたが、それが証明される形に。日本全国で3000床程度しか肺炎用の病床はないとの事なので、パンデミックが起きたら自宅で耐えるしかない未来しか見えない。中国の対応を笑っていられないお粗末な状況。日本社会は脅威に対して過剰反応するものの、形だけ対応しているようにポーズするが、実態として思考停止で手遅れになるまで動かないので嫌になります。(うちの会社しかり、原発事故対応しかり。)個人の能力云々ではなく、日本の権力を持つ人の特性、また、そういう人が権力を持っていく社会特性が根本的に原因でしょうね。事なかれ主義、出る杭は打たれる的な。

・日本で初期に感染したバス運転手が全快して退院したというのが唯一の希望か。

さあ気を取り直して、2/2(日)、式根島2日目について。昨晩は雨のため磯での夜釣りができずコマセが丸々残っている。堤防で釣っても良いが、せっかくなので昨日教えてもらった「亀の甲」という磯へ行ってみることに。狙いはソウシハギです。雨をしのいでいたジェット船乗り場から荷物を持って撤収すると、すかさずその場所にカラスが10羽以上群がっていました。写真を撮ろうと思いましたが、もたつくうちに、ほとんど飛び去ってしまい5匹位しか写せず。


磯は堤防からすぐそこに見えているのですが、道が直通でないので、大回りして一度坂を上って集落へ行ってから下りて行く必要があります。養殖場の南側を通って8:00頃に磯に入ると、すぐ北側に野伏港が見えます。

 

昨日行った孫市と異なり、ここは全体的に浅い感じ。コマセを撒いてもソウシハギは見えず。餌が取られ、スズメダイが一匹釣れた位で、結局坊主でした。ふと視界の水面に何だか見たことのあるビニールがプカプカ。?!。あれはっ!さっき愛用のメガネやこの前買ったばかりの高価な偏光サングラスをまとめてビニール袋に入れて、カラスにいたずらされないように、すぐ後ろのタックルケースの脇に置いておいたはずのビニール袋じゃないか!ギャーッ!反射的にパッと後ろを振り返ると、当然ながらビニール袋は無く、バタバタッっとカラスの羽音と「カーッ」と泣くカラスが1匹。もう一度海を見た時には既にビニールはタモの届かない範囲まで流されている。カラスに怒るより、今はまず回収する可能性を考えるのが先。どうするっ。どうするっ。フカセの仕掛けを投げても届かなさそうだし、針が小さいのでひっかかってくれるそうもない。わたわたしながらタックルケースを漁ります。すると、偶然もってきていたルアーが二つ目に入ります。一個だとひっかけられないかもと考え、急ぎ、2つのルアーを釣り糸でつなげ、道糸に付け、何とか引っかけられないか投げてみます。遠方に投げ、引き寄せながらビニール付近へ誘導すると、やった。どんぴしゃでビニールに引っかかり、ビニールが破けないようにゆっくりゆっくりと寄せてきます。寄せて来る途中、1回くるっと結んでいたビニールの持ち手部分がゆるんで開いてしまいます。あせるな!あせると中の物が流出して回収不能になる!と心を落ち着かせながらタモで掬おうとしますが、なかなかうまくいかず、一部が流出。しかし、何とか、一番回収したかったメガネと偏光サングラスを回収できました。一部、防寒用の靴下の上に履く靴下の片一方などは流出して浪間に消えていきましたが、過去の数々の失敗と比較して、自分にしては良く対応した方じゃないでしょうか。他のビニールに入れていたごみ類も岩の上の方に散乱していたので片付けます。もう、式根島のカラスには懲り懲りです。今後、これがトラウマになり、カラスがいると思うだけで式根島に行きたいと思わなくなりそうです。。。

船に間に合うよう11:00にはコマセを半分撒ききって撤収。入れ替わりで釣り人2人が養殖場の中を通って磯へ出ようとしていました。亀の甲の少し北側に入りそうな感じ。港に戻り、地元の釣り人の様子を観察しながら船を待ちます。カゴの人は何か大物がかかったようですが、ばらしていました。コマセでタカベを釣って泳がせている人もいましたが、青物の当たりは無い様子。アミエビが使わずに残っていたので自分もタカベを狙いますが全く釣れず。針が大きいのが原因と思いましたが、自分は6号、地元の方は8号の針を使っていたので、やはり腕が必要なようです。コツを聞くと、コツンと小さな当たりが有ったときに、いかに合わせられるかとのこと。ただ、地元の人でも、共通の仕掛けで、すぐ釣れる人と全く釣れない人がいたので、合わせにも腕が問われるんでしょうね。12:40頃にフェリーアゼリアが到着。

 
亀の甲の方角を見ると、自分が入っていた箇所に2人の人影が。先ほどの2人組みと思われます。
 

16:30に下田到着。自宅へ直帰しようと思いましたが、お土産の魚がほとんど無いので網代の屏風岩に寄って残った半分のコマセを消化していくことに。駐車スペースには今日は一台も車が無く釣り人は自分1人。海は穏やそうで暗くなった19:00頃から釣りを開始します。少し気になったのは階段状になった屏風岩の一番上の段まで濡れていたこと。恐らく満潮時のウネリが上がってきたのでしょう。今は干潮時なので安全と思われますが、念のため一番上の段から糸を垂らします。

釣っていると、5分に一回ほど、今まで屏風岩で経験した中で1番位の巨大なウネリが押し寄せて来ることに気付きます。自分の所までしぶきは来ませんが、見ていて恐ろしくなる程の大波。大波の合間はベタ凪なので、その時が勝負で、大波が来た時は水面が大きく上下し釣りになりません。タモを持って低い場所に下りて行くのは命の危険を伴うと判断して今日はどんな大物が掛かっても全てぶっこ抜き勝負です。

しょっぱなからエサは取られるしウキにも反応があるため今日は期待できます。やはり荒れがある時の方が活性が高いのか?。19:30頃、やっとウキがしっかりと沈みずっしりとした手応え。ばらし覚悟でぶり上げ。上がって来たのは42cmのメジナ。この前は坊主だったが、やはり網代は釣れる。

 

巨大な波が来て波しぶきがバシャっとズボンにかかりました。まだ干潮時間のはずなのに少しヤバ目な気配です。

19:44 2匹目、38cm。どっせーっとぶり上げ。

 

すぐに仕掛けを投げなおすと19:51 3匹目 34cm。

 

入れ食い突入か。次の一投もウキが沈みましたが餌のみ取られます。よし、まだまだ釣れそうと思ったその時、超巨大波がはじけ飛沫を頭からかぶってビチョビチョに。一番上の段にいて安全なはずなのにこれは本当にまずい。一刻の猶予もありません。餌は全部撒き、速攻で片付けて撤収。約1時間の釣りで良型メジナが3匹釣れ十分なお土産確保です。釣果を求め式根島までわざわざ行ったのは一体なんだったのか。。。

 

まあ、経験値獲得のための釣行として意義があったとします。今後、しばらくはコロナの流行を伺いながらの釣行となりそうです。密閉空間に多数の人がいる環境は怖いので、竹芝からの大型フェリー航路は当面封印することにします。東京にいるより、磯で1人で釣りしているのが一番安全そうですね。