12/21(土)、宇佐美の長根に行ってきました。
そろそろメジナの季節。真鶴では12月に入ると大型メジナが釣れ始めるので是非挑戦したいと思うのですが、毎回釣行に持っていくも使いきれずに持ち帰るザリガニが残っているため、無理無理底物を狙い続ける今日この頃。残り30匹を何とか消化しないと次期シーズンの5月頃まで飼育し続けることになってしまいます。。。
天気は良好、潮は長潮で、6:00頃潮位68cmと19:00頃潮位58cmと1日に2度潮が大き目に引くタイミングが。こ、これはっ!宇佐美の長根しかない!。宇佐美の長根は潮位70cm以下(安全ラインは50cm以下)のタイミングでウェダーを履いて渡る磯で、大潮時のように1日1度のタイミングしかない場合は短時間渡るか、24時間勝負、今回のように2度引くタイミングがある場合は12時間勝負ができる場所で、12時間勝負したい自分には貴重なタイミング。潮が引く時間的にも日中に底物が狙え、最後、夜釣りができる絶好のタイミングです。
長根は今年5月~6月に6回釣行して5匹の石鯛を釣り上げた自分にとっては驚異の磯で、さらに、夜になると、良型のヘダイ、黒鯛、メジナ、イサキが釣れた特級磯です。6月中旬からはネンブツダイが出て釣りにならなくなってきたのでバッタリ行かなくなりましたが、秋のシーズンも釣れるのか検証したかった場所。既にシーズンが終わった冬になってしまいましたが。。。入磯に40分以上かかるため一度も人と一緒にならなかったり、ウネリで荷物が全部流されかけたりと、敷居の高い磯でもあります。
水温が低くなってきており、浅場でもあるため、きっと底物の反応はないだろうと思いつつザリガニ30匹と前回余ったガンガゼ3個を持って家を出ます。獲物は夜釣りが勝負と想定しているので、青木釣具店でオキアミ3Kg購入。ただ、万一、まぐれで釣れることも考えてサザエ1kg(2000円)も購入。サザエは無駄になりそうな予感ムンムンですが、検証のための投資だと思ってウツボを釣りまくるつもりです。
朝の潮位は68cmと安全に渡れる限界に近かったので干潮時間丁度の6:00頃に渡礁したかったのですが、駐車スペース到着が6:30頃、あせって最速で磯へ向かいます。斜面をゴロタまで下り南方向へ。利島のゴロタを経験したので、前回は大変に感じたゴロタ歩きも楽に感じてしまいます。
やっと前方に長根が見えてきました。急げ急げ。
7:00頃に磯に到着して胸までのウェダーを履いて渡礁。下の写真の真ん中のあたりを渡りますが、腰上まで浸かって、これ以上は危険なギリギリの水位。少しウネリが強かったらウェダーに水が入ってアウトでしたね。潮位は60cm以下、安全を考えると50cm以下を今後の渡礁の目安にしたいと思います。今回、明るくなってからの渡礁で幸いでしたが、夜暗い場合はさらに注意が必要です。
いつもの場所に荷物を置きます。ただ、ここは以前に大きなウネリで荷物を全て流され背負子が海の藻屑となった場所なので海が荒れている場合は避けた方が良いです。
さっそく2本出しでガンガゼ、サザエを餌に底物開始です。予想通り本命の当たりは皆無。以前あれだけ釣れたウツボの反応も皆無。サザエを付けた竿にプルプルプルと小物につつかれる反応のみです。餌を回収すると、ガンガゼは丸残りですがサザエは芯がわずかに残るまで齧られまくってはいるので、おそらくフグが沸いていると思われます。
底物はあきらめて放置してフカセを開始します。魚影は濃いようで、すぐに餌が取られるのですが、ウキがわずかに沈んで釣れるのはベラ。そして、時々フグに針を取られます。
10:30頃、やっと大き目な当たり。アイゴ。お土産1号です。(写真はヒレのカット処理済みのもの
底物の餌を取り換えつつフカセを続け、13:50頃、お土産2号のカサゴ。5~6月はムラソイだらけだったので今回のカサゴは意外でした。
14:30頃、昼の部のコマセが尽きたので、6本針胴付き仕掛けにオキアミを付けた必殺の垂らし釣り。ベラや手の平大のオナガメジナが沢山掛かってきます。エサ取りが多いということは、メジナ狙いには、まだ水温が高いのかもしれません。
一番下の針に3cm位のザリガニをちょんがけして釣っていると、15:00頃に大きな引き。上がって来たのは41cmのブダイで今日一番の獲物でした。今日もザリガニが貢献しました。タモを用意していなかったのでズリ上げましたが、太ハリスが幸いして糸切れせずラッキー。
その後、カサゴ、アイゴ追加。胴付き最強です。
胴付のまわりに40cmはある大きな魚が泳いでるのが見えます。イナダのようなタイの仲間のような。。。胴付きには掛からないので、フカセもやってみますがヒットしません。残念ながら正体は分からず。水深は3m程と浅い場所ですが、大き目な魚もやってくるようです。
日が暮れ、フカセ釣りの第二部に突入。これからが本番とワクワクしましたが、大きくウキが沈むことは一度も無く19:00となり終了。これから釣れるかもしれない時間帯ですが、少しウネリが出てきて心配なので、無理せずベストのタイミングで渡ります。帰りは疲労のためか、車までヒーヒー言いながら疲労困憊で戻りました。この寒い時期でも、行きも帰りも汗だくになるのは避けられません。
本日の釣果は、ブダイ1(41cm)、アイゴ2、カサゴ2(25-26cm)の3目5匹。
家族にカサゴをアイゴの刺身を食べ比べてもらったところ、カサゴは化学物質のような変な味がするが、アイゴはうまいとのこと。試しに何も付けずにアイゴを食べてみると、臭みがないだけでなく、うま味があり、非常においしかったです。今の時期が食べごろシーズンなのでしょうか。皮のにおいが付かないように気を付けて処理したのが良かったのかもしれません。
結局、ウツボは釣れず、ザリガニは10匹ほど消化しましたが残り20匹はお持ち帰り。ただ、ちょん掛けしてブダイを狙うという用途が明らかになったので、無理に底物狙わずにブダイ狙いに使用してもよさそうです。