6/8(土)、また、お気に入りの長根に行ってきました。
本当は、大きな石鯛を狙いたくて、月曜日に年休を取って、日・月で伊豆大島へ遠征しようと思っていたのですが、天気予報がどんどん悪い方向へと変わり、梅雨入りで1日中雨予報とのこと。仕方無く、今週は、天気が良い土曜日に釣りに行くことに。
新規の場所でもと思ったのですが、金曜は家事当番をこなした後の遅い出発となり、結局いつもの宇佐美長根へ向かいます。中潮の「2mの波うねりを伴う」予報だったので、安全を期して、12:00の潮位54cmで渡り、17:00の潮位58cmで戻ってくる計画です。
いつものように青木でコマセを、山哲でサザエ1kgを1800円で購入。おかみさんが、「今日は潮が濁っているようなのでどうかねえ。」と、澄んでいる時の方が釣れるとのことですが、個人的には、ウネリがあり濁っている方が釣果が期待できそうに思います。9:00頃に駐車スペースに到着。雨後なので、滑って怪我しないように、軍手をして木やロープに捕まりながら一歩一歩慎重に下りて行きます。小さいアカガエルと思われるカエルが辺りをピョンピョン跳ねています。近くに沢があるので、そこで孵化したものでしょうね。かわいらしい。
ふと、大き目の木に手を付こうとした瞬間、手のひらに、「チクッ」という感触。ささくれ立っているいるのかなあと、木を見て「うぇあっ!」と思わず大きい声を上げてしまいました。大きな毛虫です。
軍手に沢山、毛が付いていましたが、手のひらはブツブツが出てくることも無く無事でした。軍手様々です。

軍手に沢山、毛が付いていましたが、手のひらはブツブツが出てくることも無く無事でした。軍手様々です。
海岸に降りると、丁度、目の前を大島行きのジェット船が通過して行きます。
可能なら、あれに乗りたかった。。。ウネリはあるも、それ程大きくなく、快晴で気持ち良い海です。
10:00頃、長根に到着しますが、まだ潮は引いていないので、12:00までフカセをすることに。
ウキは良く沈むのですが、釣れるのはネンブツダイのみ。。。

可能なら、あれに乗りたかった。。。ウネリはあるも、それ程大きくなく、快晴で気持ち良い海です。


10:00頃、長根に到着しますが、まだ潮は引いていないので、12:00までフカセをすることに。


ウキは良く沈むのですが、釣れるのはネンブツダイのみ。。。

12:00に長根に渡り底物開始です。今日は3投流。左手と先端で底物をやりながら、右側でフカセをやります。
底物は当たりがあまり無いので、5時間でサザエ1kg消化するには2本出しが必要と判断しました。同時に複数方向を探れるので、重い荷物運びに耐えれば、効果的な方法です。左側の底物竿には鈴をつけておきます。初島に向かって、島よりもやや左と、やや右へ、それぞれ投げて放置します。

底物は当たりがあまり無いので、5時間でサザエ1kg消化するには2本出しが必要と判断しました。同時に複数方向を探れるので、重い荷物運びに耐えれば、効果的な方法です。左側の底物竿には鈴をつけておきます。初島に向かって、島よりもやや左と、やや右へ、それぞれ投げて放置します。
底物竿はしばらく置いておくと当たりが来るのですが、相変わらず釣れてくるのはウツボばかり、油断して軍手の上からガブリとかまれて少し血が出ました。。。今日は刺されたり噛まれたりと当たり日か。フカセは先端でもネンブツダイ、フグ、ベラ、マイクロメジナ、足裏メジナと、先週同様、昼間はお持ち帰りできる魚が釣れません。遠くを見ると、黒崎あたりに1人、焼却場下あたりに2人、釣り人の姿が見えます。長根に通い始めて初めて釣り人を見ました。こちらに来てくれるといろいろと情報交換できるのですが。。。
14:30の干潮を過ぎた15:30頃、急に左側の竿の鈴がリンリンと鳴ります。ん、来たか?しばらくして、また鈴の音が鳴ると同時に竿が突っ込みます。やたっ!合わせると、かなり重い引きで、突っ込みます。力と力の勝負、楽しい。ゴリゴリ巻いて上がって来たのは48.5cmの良型石鯛。
縞々の美しい魚体です。大島に行かずに長根に来て正解だったかも。

縞々の美しい魚体です。大島に行かずに長根に来て正解だったかも。
後は17:00撤収までに淡々と餌を消化します。相変わらずウツボっぽいあたりばかり。16:20頃、そろそろ片付けないとまずいので、それまでに取っておいたサザエの芯の部分を数珠掛けにして最後の一投です。片付けていると、リンっリンッ、と鈴が鳴り出し、それが何度も何度も繰り返されます。これはウツボだろなあと思ってみていると、グイーっと急に竿が入り、慌てて合わせると、さっきよりも重い引き。これはまさしく本命です。興奮しながらゴリゴリ巻いて、上がって来たのは、今までの自己記録49cmを超える54cmの丸々とした石鯛。
思った通り、石鯛なら、サザエの芯だけでも食ってくることが証明されました。おまけに、1日に40オーバーを2枚釣ったのは初めて。本当に今日は長根を選んで正解でした。

思った通り、石鯛なら、サザエの芯だけでも食ってくることが証明されました。おまけに、1日に40オーバーを2枚釣ったのは初めて。本当に今日は長根を選んで正解でした。
まだコマセは半分残っていましたが、来たときよりも荷物が重くなり、これ以上釣っても重さに耐えられなさそうなので撤収します。ゴロタから夕マヅメをやってみたかったのですが、兎に角、一度車に荷物を置いてこないことには。
帰りがけ、焼却場下に2人の釣り人がまだ残っていたので、ここぞとばかり話しかけて情報交換します。一人の方は波を全身にかぶってびしょびしょで釣っていました。逞しい。聞くと、全然ダメとのことでしたが、丁度、話かけた時位から夕マヅメが始まったようで、波打ち際の浅い場所で32cm位のメジナが頻繁にかかり出しました。話を聞くと、焼却場下によく来るようですが、いつも35cm位までで、大物は釣れないとのこと。「あれっ、真っ暗になった20:00過ぎになると長根では35cmオーバーがいつも釣れますよ」と伝えると、どうやら、それほど遅い時間までやっていないようで、夕マヅメやって暗くなったらいつも直ぐに帰ってしまうようで、暗い中で、どうやって釣って良いか分からないとのことでした。それなら、大物が釣れないのも納得です。「干潮時しか渡れませんが、長根なら釣りやすく、暗くなると毎回大物も出ますよ」とお奨めしておきました。
駐車スペースに戻ると、先ほどの人たちの車があると思ったのですが自分の車のみ。どこに停めたのでしょうか?焼却場の西側にタイヤロックを付けられたバンがありましたが、まさか、その車じゃないよな。例えば、焼却場が休日で休みと思って、焼却場入り口付近に停めてレッカー移動されたとか。。。今度また会う機会があったら聞いてみよう。。。
石鯛仕掛けを補充するため山哲に戻りがてら、おかみさんに釣果を報告。推定45cmと50cmの石鯛が釣れましたと言うと、「長根にしては大きい方だね。良かったですね。」とのこと。実際には、それよりも大きかったので、本当に幸運でした。
コマセが余っているのでメジナを期待して夜釣りに行きたいところ。比較的楽に入れて釣りやすく近場な網代の屏風岩に入ってみることに。道が草に埋もれていないか心配でしたが、入り口付近は草が多く生い茂ってましたが、全体的に道は草に埋まっておらず、問題無く海岸まで降りられました。早速釣り始めますが、ここでもネンブツダイばかり、おまけにハタンポまで。夏の海は、ネンブツダイをハタンポの嵐を突破した先に獲物に到達する我慢比べであることを思い出しました。
しかし、今日は獲物の前に、南からの強風がビューっと吹いてくると共に、雨が降り出します。こりゃかなわんと急いでコマセをどか撒きするも、最後までネンブツダイのみ。坊主でした。車に戻ると、さらに雨が強くなりどしゃ降りに。急いでコマセを撒いて正解でした。ずぶぬれで寒いて辛くて、1晩中、雷雨に耐えて辛かった佐多岬を思い出しました。やっぱり釣りは天気が良いのが最低条件ですね。こんなことなら、コマセ次回用として早めに撤収していればよかった。。。全く蛇足な釣りでした。反省。
本日の釣果は、石鯛2(54cm 2930g、48.5cm 2080g)。
大きい方はお世話になっている方におすそ分け。小さい方を自家用に。小さい方は雌で、お腹には卵が。産卵前で心苦しいですが、脂がのっており、おいしく頂かせていただきました。皮の湯引き千切りポン酢和えはコリコリで娘達の好物。「やったー。皮ソーメン」と、自分が食べる前に完食されてしまいました。

大きい方はお世話になっている方におすそ分け。小さい方を自家用に。小さい方は雌で、お腹には卵が。産卵前で心苦しいですが、脂がのっており、おいしく頂かせていただきました。皮の湯引き千切りポン酢和えはコリコリで娘達の好物。「やったー。皮ソーメン」と、自分が食べる前に完食されてしまいました。
娘に頼んで、前から一度やってみたかった石鯛の良手持ちの写真を撮ってもらいました。
感無量。今回、天気予報が悪かったことが結果的に良い釣果につながった幸運な釣行でした。ありがたいです。

感無量。今回、天気予報が悪かったことが結果的に良い釣果につながった幸運な釣行でした。ありがたいです。