NS-B330がDali Zensor3を引退に追い込んでいた我が家。

その時はYAMAHA NS-B901とNS-B330の2台体制でいろいろと運用していたが、ふとあるときにNS-10M ProとMXの音を確認したくなり、音出しすることに・・・。

やはり、30年ほどNS-10M系の音を聴いてきたので、直ぐに耳エイジングが完了し、やはりこの素直なフラットなYAMAHAサウンドも良いなぁと思う・・・が、常時これだけでいられるか?!というときつさを感じる。

ただ、未だにNS-10M系の音を聴きたくなるので、少々高いスピーカー切り替え器を買う事にした。(懐かしさに浸りたい時や録音状態を確認したい時など)

 

その時、Zensor3を外した際にバスレフポートをふさいだりして、色々とテストしていないことに気づいた。

昔は、パワーのあまりないデジタルアンプで鳴らしている分には、音量大にしないかぎり、そこそこのバランスで鳴っていたZensor3だったが、ミドルエントリーのアンプYAMAHA A-S801にしちたところ、途端にブーミで締まりのない低音が支配するドンシァ(ドンシャリほどシャリがない)サウンドに成り下がってしまった。

 

#左が洗車用スポンジ、真ん中が荒目のホームセンターで買ったスポンジ、右がNS-B901の詰め物(純正)。これは後述するNS-B901用の加工途中品。

 

この機にちょっとバスレフポートをコントロールしてみようかな・・・と思うようになり、これでもダメな場合は、やはり倉庫行きとしよう!と急遽テストをしてみた。

同時にNS-B901の低音をなんとかすべく、バスレフポートを見てみると、既に目の粗いスポンジが入っていることを確認した。

これなんだ?!と当時の開発者の記事を見るとNS=F901もそうだが、低音の量が減るが、ぼわつかないようにダンプドバスレフ化しているということ。

これがそうか・・・と思いZensor3実験時に結果がよければ、こいつも調節することにする。

 

先ずは、Zensor3に密度の細かめのスポンジ(洗車用)をバスレフポート全体を埋めてみる。ほとんど低音が消えて、エンクロージャの中でモコモコしている感じで、ある意味密閉型みたいな感じだけど、解像感も下げているし、これは聴くに堪えない音に。

 

次にNS-B901のスポンジと同じような目の粗いやつを入れてダンプドバスレフみると・・・

かなり良い感じになったが、まだちょっとモコモコ感ありだった。

そのため、今度は切れ目を入れ、ゴルフのスリーブカバー(直径1cm未満)を先端を切り、さきほどのスポンジを周りにつけて、バスレフポートに突っ込んでみた。

 

#こんな感じ。真ん中の黒丸がシャフトのスリーブカバー

 

 

ビンゴ!程良い低音の量感と切れを手に入れた!www

ということで、Zensor3のネガである独特のツイーターの歪みは修正出来ないが、ぼわついたブーミーな低音をカットすることに成功し、Zensor3の良さを引き出した感じに仕上がった。

#Zensor3のバスレフボート

 

次はNS-B901だ!

こいつはツインバスレフとなっているので、まずは両方のスピーカーのスポンジを取り外す。

確かに低音の量感は増えた・・・しかし、中低域まで汚染されたような感じ?!だったので、純正スポンジに近い目の粗いスポンジをバスレフポートに戻すと・・・元のバランスに戻った。

次にZensor3で行った目の粗いスポンジの中にパイプ化したスリーブカバーを突っ込み、バスレフポートに戻してみた。

ビンゴ!!ノーマルに較べると、物足りなかった低音が少し増えた感じになり、ピアノトリオのウッドベースなども良い感じに聴こえる。

 

 

ただ、NS-B901は、中域から高音域にかけて、華やかな感じであり、フラットでそこそこの解像感があるというYAMAHAナチュラルサウンドを表現する好きなスピーカーである。

しかし、ウーファーが13cmのモデルなので、若干低域不足を感じる事もあるので、個人的にはもう一台のスピーカーとして、少し低域が充実したスピーカーが必要だと思った。

 

現在は、Zensor3がそれを担うが、どうもツイーターの出来が悪く、ちょっと歪んでいる感が気になっており、年末までになんとかしたい。

候補は、KEF Q350かOberon3(音を確認しないと・・・)に買い替えるまでのつなぎとして使えそうだ。(^ ^;

 

あっ、また散財するのか・・・(涙

 

 
 
 

 

 

 

 

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