在宅勤務も長くなりそうなことから、今年の夏に家のInternet接続を光回線化し、その際にWi-fi6環境(802.11ax)の整備をすることにより、一気にブーストアップをすることにした。

 

光回線としては、携帯と同じにすることにより、月額費用の割引の恩恵を受けれるようにSOFTBANKを選定した。

次は、WiFi6対応Routerだが、信頼のBroadcomのチップを使い、さらにWifi Routerの機種が異なっていてもメッシュ接続を確立できる!といった先進的なi機能を盛り込んでいるのと、PC自作やノートPCでも質の良い製品を提供しているAsusから発売されたRT-AX92Uに決めた!(^ ^

ここまでは、何も悩まずにサクサクっと決めていった。

 

 

さて、早速契約を済ませて、新しいInernet接続環境を構築したところ、FASTなどのベンチを取ると直付けで、ダウンロード320Mbps、アップロード300Mbpsと素晴らしい結果となった。

また、新しいWifi Routerは、電波が強く、2Fの寝室からWifi5対応のiPhoneやiPadで接続するとダウンロード200-250Mbpsも出るので、かなりの満足度アップであった。

 

こうなると、他のPCなどの接続をなんとかしたいところだが、寝室よりも壁一枚遠くなることを考えると、当然スピードが遅くなる可能性がある。

しかし、メインPC(デスクトップ)では、大きいアンテナが付く、PIC Express Cardを用意することにより、下り280-300Mbpsのスピードを達成できると踏んでいた。
 

しかし、これが迷走の始まりであった・・・。

 

予算が無いということで、2F用のメッシュ、もしくはアクセスポイント用としてはTUX-AX3000を購入、まずはAIメッシュを組んでみたが・・・お、遅い・・・。

接続性は格段に上がったが、実際の速度が遅く、Configを見ると・・・5GhzのAX側をメッシュのバックホール回線として使ってしまい、2.4GHz帯のみがクライアント接続が出来る状態・・・。

メッシュを組む時は、EthernetかトライバンドのRouter同士でバックホールを確保しないと話にならない。

 

と、ここまでは、薄々とわかっていたので、早々にメッシュ化を諦めて、TUX-AX3000をメディアブリッジというモードに切り替えて、使う事にした。

すると接続は問題なく、最適な場所を探すと1,800Mbps台でリンクするので、してやったり・・・と心の中でガッツポーズ!!(笑)

しかし、しばらく使っていると定期的にコネクションが切れて、再接続できない状態に・・・電源を切らないと再度接続が出来なかった。(ファームなどは最新なので、色々と設定を変えても病状は変わらなかった。)

 

この段階で、ちょっとくじけそうになった・・・が、気を取り直し、Intelチップ搭載で、Wifi6対応のTP-LinkのPCI Express Cardを試してみることに。

接続すると・・・180-200Mbpsで安定して接続できるものの、速度がイマイチであった・・・。

Intelチップ物は大量に投げ売りされているが、性能がイマイチなので、Broadcom製の802.11AC対応チップ搭載で、アンテナ感度が高いと言われているAsus PCE AC-88を購入してみることにした・・・。

 

結果、867~1,000Mbpsぐらいでリンクすることが多かったのだが、これがしばらくするとドライバーと一緒にお亡くなりになり、再起動以外に再接続が出来なくなるという現象に遭遇した・・・。

おそらく、TUX-AX3000をブリッジと同じ問題だと思われ、怪しいDFSをオフにしたり、色々と切り分けをしようとしたが、リンクは遅いスピードになるし、改善の兆しも見えず、遂にギブアップ状態・・・。

 

遅いインテルチップカードを使うしかないのか・・・と思ったところ、以前買ったTP-Link Archer T3Uという滅茶苦茶小さいUSB接続Wifi子機を接続してみる・・・。

するとどうだろう?!それなりのリンクで接続できるではないか?!実効スピードも満足いくレベルではないが、全方向アンテナを搭載しているといいながら、この小ささでこのリンクスピードが得られる?!アンテナの性能が良い?!

 

次の瞬間、TP-Link Archer T9UHをポチり、翌日USB3.0ポートに接続すると・・・拍子抜けするぐらいばっちりな結果だった・・・。(苦笑)

※自宅は、SOFTBANK光で直付けでダウンロード320Mbps、アップロード250Mbpsぐらい。

 

親機と子機が離れており、リンクスピード877.5MbpsがMAXではあるが、AC-88にあったような接続切れが起こることもなく、ダウンロードリンクが300Mbpsを超えてくるし、アップロードも190Mbpsと良好である。

この結果は、腐れIntelチップ搭載のPIC Expressカード&大型アンテナよりも良い結果である。

 

 

Wifi子機にPCI Expressカードを刺して、あまり良い結果を得られない方には、TP-Link Archer T9UHなどのUSB3.0対応デュアルバンド無線LAN子機を試してもらいたい。

デスクトップ用デカいアンテナの方が性能が良い!という固定観念が崩れる出来事であった・・・。

 

是非、家のデスクトップ環境の接続性が悪く、悩んでいる人には球して欲しい接続構成である。