GW前にひょんな事から手に入れたXperia Z(Docomo版)とGWの旅行先で購入したGalaxy S4 LTE(国際版I9505)について書こうと思う。
既にドコモ版が発売となったため、ネタの公開のタイミングを逃した感もあるが...

#海外版は、木目調にプリントされた箱に入っている。日本のキャリア版の箱は単調なキャリアロゴと型番がプリントされた物になったしまうのだろう…
photo:01


両方ともHTC Butterflyが最初に搭載した5インチフルHD画面を持つスマフォだ。
Galaxy S4 LTEはSoCの世代が違い、主にCPUコアの強化と高クロックにより、性能向上※1を果たしている。
※1 分岐予測のIPC強化、ハードウェアデータプリフェッチャの搭載、高クロック化、LPDDR3への対応(速いメモリへの対応)、GPU部分は変更なし。これによりSnapdragon4Pro(Xperia ZやButterflyのSoC)に較べて40%の性能向上だとか。

このSoCの違い以外は、S4が有機EL採用、そして大きさや重さぐらいしかスペックの差ぐらいしかない。

Zに関する感想は、ガラスを使うことにより、質感が増したのと薄さを実現したのは良いが、デカく更に角ばっているため、結果的に片手で操作しにくい。
また、バッテリーの持ちが悪く※2、モバイルブラビアエンジンによる補正がないと発色に難ありか?!
※2 SoCの制御などがうまくいってないのでは?と思うぐらい、持ちが悪い…( ̄▽ ̄)
反対に良い点は、カメラは綺麗に撮れる事と余計なカスタマイズやアプリが少なく、動作速度が速く感じる事と基本アプリ(アルバムなど)がすっきりとしてまとまってきたかな?!といった点が挙げられる。

#5インチFHD機でもこのように大きさが違う。またXperia Zの液晶は色が淡く深みが足りない。S4の有機ELは、青っぽさが消え、バランスが良くなった。この写真だとS4が明るすぎて、画面の優越はつきにくいと思うが、他のサイトの写真や店頭で確認すると良いだろう。
photo:02


次のS4どうだろうか。
HTC Sence※3の天気アプリに較べるとイマイチ垢抜けなかったTouchWiz※3は、かなりまともになり、SoCのパワーも相まってサクサク機敏に動く。
手にとった際に驚いたのが、大きさ・薄さ、それに角が曲面になるようにデザインされているため、Xperia Zよりも持ちやすい。
※3 ホーム画面やWidgetを拡張する基本ソフトのHTC版がHTC Sense、SamsungはTouchWizだ。

#縦の長さの違い。上からS4、Xperia Z、Butterfly。長さの違いがわかりやすいようにちょいと斜めから撮って見た。
photo:03


Butterflyもいい線をいっているとおもっていたが、S4の方が縦が短く・薄くて持ちやすい!
従って、今の5インチFHD機の中で最強と言える!(^^ゞ

その他はどうだろうか?
画面の綺麗さに関しては、有機ELの青みがかかった感じやペンタイル特有のギジギザ感を払拭するような綺麗な画面となっており、よく改善してきた!といった感じである。
またカメラに関しては、S4よりもXperia Zの方が暗所でもそこそこの画を写してくれし、AFも良好である。
事前に騒がれていたSMART SCROLLとPAUSEといったUIなどの機能はどうか?
ハッキリ言って使えない…視線を故意に変える必要があるが、スクロールなど任意の箇所で止めるといったコントロールがしにくい…目の付けどころとしては面白いかもしれないが…。( ̄▽ ̄)
このようなUIは、Google Glassのようなデバイスで必要となる物であり、スマフォやタブレットでは必要ないと思う。大体センサーやカメラを常にモニタリングするのだから、電池を無駄に消費する代物となってしまう…。(T_T)

ということで、この2機種のどちらかを一方を選べ・・・となった場合は、カメラの性能には目をつぶり、動作速度や持ちやすさなど使い勝手が優れているS4を選ぶ。

最後に最近のAndroidに感じることを・・・
各社のカスタマイズが出来るのがAndroidの良さかもしれないが、バージョンアップがメーカーによりマチマチだったり、メモリをより多く食ったりとマイナス気味なので、Nexusのような素の状態でも使えるようにしていて欲しいと思うのは私だけだろうか?まるで、国内メーカーのWindowsPCの使いもしないプリインストソフトてんこ盛りを見ているようだ・・・。(-_-;)