イキウメ 「プランクトンの踊り場」 | あしんめとりーなぶろぐ

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こちらは「あしんめとりーなぶろぐ」です。柏レイソルとスガシカオと日々のあれこれ書いてます。

 さて、行って参りました。

イキウメさんの新作「プランクトンの踊り場」。

いつもイキウメさんは、日常のわずかなズレから

違った角度へ切り込んでいく作風が好きなんですよね。

なので、今回の新作も楽しみにしていました。

 内容は、離婚宣言をして実家に戻った妻の前に、夫が現れる。

しかし、その中身は、、、と、こういう感じです。

 いやはや、面白かったですよ。

正に舞台ならでの展開で、最後まで予断を許さない展開。

これはどうなるのかと言った予想を裏切る展開で釘付けでした。

思い付きがかたちになる。

その見せ方が上手かったです。

ところどころ笑いも上手く入り、シリアスとのバランスも取れていましたしね。

 では、ここからはネタバレありで書きますので、これから見る方はご遠慮下さい。



 ホント上手いなぁと思いました。

まずは何と言っても変人兄さんのキャラが良いですね。

基本駄目な人なんです。

そんな残念な人と出戻り妹とのやりとりも良いんですが、非常識を常識で対応しようとする所。

そして、出てきた結論に理論的に対処しようとしても、どこか感情を棄てきれない人間臭さ。

すごく存在感がありました。

また、物語も良く出来ていましたね。

映画でも漫画でもドラマでもない舞台ならではの物語でした。

こう、わずかなズレが重なっていく様子が、丁寧に描かれていて

特に思い込みがかたちになる部屋での実証シーンや、分身を元に戻すシーン。

それでラストシーンかと思いきや、3人目の処理をどうするのかと。

最後の最後まで、飽きさせない展開にドキドキしまくりです。

また秋にイキウメさんの新作があるそうなので、こちらも要チェック。

どんな世界が描かれるのか。

今から楽しみです。

イキウメさんの秋の新作がもう楽しみですと言う方はぽちっとして下さるとうれしいです。

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