ちょっと前、栃木のローンレンジャーが
カラスの話を書いてたもんだから思い出した。

数年前のコト。
知り合いの家にゴミを狙うカラスがやって来てウルサイので
ある日、集めておいた小石を投げつけて追い払ったんだそうな。
「ざまぁみろ!コレで一安心」とか思っていたら数日後。
真夜中に、コツン、コツンと音がするので目が覚めた。
どうやら屋根の方から聞こえてくる。
恐る恐る窓を開けて見上げてみると・・
暗闇に目が慣れると同時に広がった光景は・・
無数のカラス。屋根の上を旋回。
そしてくわえてきた石を次々、ピンポイント投下。
コツン、コツン、コツン、コツン、コツン・・
コレが一晩中。
そして毎日毎晩。
寝付いた頃を見計らい、あの時投げつけられた小石を
わざわざ拾い直して何度も何度も繰り返す。
この執念深さ、この底意地の悪さ。

とうとう睡眠不足で体調崩した知り合いは、
親戚の家にしばらく避難するコトに。

「アイツら、心底おっかねぇ」
「アイツらだけは敵に回しちゃいけねぇ」
つぶやく彼のゲッソリやつれた顔を見て心に誓った。
あの「黒い方々」の機嫌を損ねるコトだけは
何があっても避けなきゃイカン、と。
★
今日は週2回の生ゴミ日。
目が合わないよう、因縁つけられないよう
肩をすくめて急いでゴミ出し。無事完了。
皆様も、ゆめゆめ「烏様」と張り合おうとか
無謀なコトをお考えにはなりませんように。
んじゃまた☆