まぁ何てコトない話です。
昨日の夜中、洗面台に立ってみると
鏡の中に知らない顔の男がいました。
寝ぼけてたワケではなく、一瞬でもない。
よく言われる「自分の死に顔」でも多分ない。
何て言えばイイのか、ありふれた顔なんだけど
でもドコとなく普通じゃない違和感のある顔。
そんな、薄気味悪くてちょっとイヤな感じの男が
鏡の向こうに写ってる。てかじっと見つめて来る。
しばらくして、波の波紋が広がるようにゆっくりと
いつもの自分の顔に変わっていくのもハッキリ見た。
★
昔、友達が「鏡はアッチの世界との境目」とか何とか
言ってたのを思い出した。
そいつは時々、鏡の向こう側に中世ヨーロッパの城みたいな
部屋が現れて金髪の子供に「おいで、おいで」されるらしい。
そのたび本能的に(行ってしまったら帰れなくなる!)と感じて
必死に踏みとどまるんだ、と。
当時は「ヘンなコト言う奴」って思ってたけど・・なるほどね。
ホントにあるのかもね、鏡の向こうの世界。
昨日見たあの男の顔は多分ずっと忘れられない・・と思う。
んじゃまた☆