鏡。 | 私的リーガル項

私的リーガル項

古いアメ車と暮らす日々。犬のコト、その他諸々を。


まぁ何てコトない話です。


昨日の夜中、洗面台に立ってみると

鏡の中に知らない顔の男がいました。


寝ぼけてたワケではなく、一瞬でもない。

よく言われる「自分の死に顔」でも多分ない。


何て言えばイイのか、ありふれた顔なんだけど

でもドコとなく普通じゃない違和感のある顔。


そんな、薄気味悪くてちょっとイヤな感じの男が

鏡の向こうに写ってる。てかじっと見つめて来る。


しばらくして、波の波紋が広がるようにゆっくりと

いつもの自分の顔に変わっていくのもハッキリ見た。





昔、友達が「鏡はアッチの世界との境目」とか何とか

言ってたのを思い出した。


そいつは時々、鏡の向こう側に中世ヨーロッパの城みたいな

部屋が現れて金髪の子供に「おいで、おいで」されるらしい。


そのたび本能的に(行ってしまったら帰れなくなる!)と感じて

必死に踏みとどまるんだ、と。


当時は「ヘンなコト言う奴」って思ってたけど・・なるほどね。

ホントにあるのかもね、鏡の向こうの世界。


昨日見たあの男の顔は多分ずっと忘れられない・・と思う。

んじゃまた☆