地下鉄を降り、エスカレーターに乗ろうとしたら
後の方から何やら小さく声が聞こえてきた。
さりげなく振りむくと
くたびれたネクタイの中年サラリーマンが一人。
「カツ丼・・カツ丼・・カツ、カツ丼・・」
ボンヤリした目で、ずっとブツブツ呟いてる。
★
ただ今、お昼12時15分。
人、人、人でごった返す地下街。

(みんなそれぞれ病んでいる)
★
「神様のお告げです。カツ丼食べなさい」
彼のランチチョイスが占い師の洗脳とかじゃなく
ただの豚カツ好きだから、であるコトを祈るばかりです。
頑張れみんな!そしてオレ!
んじゃまた☆