カンペイちゃんが好きだ。
★
まだ小学生の頃、妹と一緒に「なんば花月」の向いの
食堂でショーケースにへばり付いてメニューを眺めてたら
後ろから見知らぬ兄ちゃんが腰をかがめ、満面のサル顔で
「美味しそうなモンいっぱい並んでるやろ」とニコニコ話し掛けてきた。
なに気安く喋っとんねん、と思いながら振り返ると
当時、既に若手の超売れっ子だった寛平ちゃん!

ファンに付きまとわれてウンザリな毎日だったはずなのに
思いっきり普通に、わざわざ近寄ってイジりに来てくれた。
小さな子供が二人きりでずっと物欲しそうに食堂の前から
動かないのが面白かったんだろな。いや心配だったのかも。
とにかく100%素(ス)のアノ笑顔が今でも忘れられない。

少年アサイラムはその時思った。
「このヒトは絶対イイ人!」
あの日以来、信じて疑わない☆