こんな話を聞いたコトは無いだろうか。
「ある日、銭湯に行ったら矢沢永吉ファンの友人が先に来ていた。
ソイツはとにかく熱狂的な矢沢ファンなので、いつでもドコでも
例の真っ赤なネーム入りタオルを肩にかけてるからすぐ分かる。

ふとイタズラ心がわいて、自分に気付かず頭を洗ってる友人に
イタズラしようと後ろからそっと近づき股間に水をかけたり
尻をコチョコチョしたりとバカなコトをしてたら何かの拍子に
肩のタオルが落ちた。するとソコにはバッチリ本職系の刺青が!
(人違いだ!)と気付いた時にはもう遅い。鬼の形相でゆっくり
振り返るパンチパーマ。とっさにピクピク発作を起こしたフリして
必死にごまかした・・」
と、まぁこんなくだらないストーリー。
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高校を出て愛知県の専門学校に行った友達が初めての夏休みに
帰って来た時、聞かせてくれた“リアル体験談”だ。
「アホやなぁ」と笑いあったコトをはっきり覚えてる。
そして、数年後。
その話(同じ展開、同じオチ)を何度も別の地方の違う人から
同じように“友人の体験談”として聞かされるコトになった。
日本のあっちこっちで偶然、銭湯で矢沢のタオルが落ちて焦って
・・というシチュエーションが繰り広げられたハズないワケで。
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その時はまだ世間に「都市伝説」なる言葉はなかったけど
今になって思えば、コレはもう典型的なパターンかと。
噂では在日米軍が口コミの広まるスピードを計るために
「口裂け女」等の話を流して実験したとか聞く。
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あの話がドコでどうなって「伝説化」したのか。
今でも不思議☆