うなじに当たる木漏れ日が優しい。

横を歩く小さな生き物。
短い足でヒョコヒョコ歩く愛しい生き物。
歩調を合わせながら、ふと空を見上げた。
光の粒子が、眩しく降り注ぐ。額に頬に。
静けさの中、満ちて行く心。
少しずつ解けて行く、胸の中の荷物たち。
誰もいない公園を、ゆっくりゆっくり進む。
立ち止まって2人で待った。
石ころを蹴飛ばしながら遅れて歩く奥さんを待った。
-------------------------------------------
何も変わらない。何も始まらない。
いつもと同じ何気ない休日。
こんな冬の散歩道が好き、だ☆