皆さま、同じ夢を続けて見るコトってありますか?
私は、ここんとこ何度も不思議な夢を見ておりまして、ね。
内容はいつも同じ。
夕暮れ。
どこかの静かな街で、黒いカシミヤのコートを着て歩いている私。
急に雨が降ってきたので、慌てて近くの立派なお屋敷の軒先に
飛び込んで雨宿りしていると、シルクハットをかぶったその家の
執事に険しい表情で追い払われる、という夢。
どういう潜在意識が、こんな夢を見させるのか分かりませんが
とにかくいつも追い払われて雨の中に、さ迷い出る所で目覚める。
全体の世界観が、何というか陰惨で救いのない雰囲気で
まぁぶっちゃけ悪夢に近い感じの、後味の悪さがある夢。
それが。
昨日。
また同じ夢を見たんですが、ついに続きがありまして。
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同じ展開で軒先から追い出されて、雨の中、ふと周りを見渡すと
同様に追い出された人が何人もいる。みんな同じように黒いコート姿。
そして隣には、何かを言いたげに私を見つめる白い猫。
いつのまにか、他に雨宿りが出来る家を探そうという事で相談が
まとまり、山手へ伸びる暗い一本道をみんなで登っていく。
しばらく登り続けているうちに、大きくて綺麗なんだけど
どこか無機質な家がポツンポツンと現れてきて、森の中の
住宅街のような場所に、たどり着いた。
でも。
雨をしのぐには充分な軒先がいくつもあるというのに、どうも入りたくない。
大体、何だこの街は。まだ遅い時間じゃないのに、家々の窓は固く閉じられ
あたりは真っ暗。人っ子一人いやしない。
振り向くと、一緒に歩いてきてた人達のほとんどが消えている。
・・ダメだ!ココにいちゃいけない!・・・
心の奥から聞こえてきた声に押されて後ずさりすると、街の中心に
美しい石碑のようなモノが見えた。何とかニュータウン、みたいに
街の名前が刻まれているようだ。
近づいて読んでみた。
そして、全身に鳥肌が立った。
ちゃんとした石碑なのに子供のような字で、「さつじんのまち」。
その時、視界に映る家々の窓が、実は少しだけ開いていて
無数の目が、こちらを見つめていることに気がつく。
「逃げろぉぉぉ!」かろうじて残っていた数人に叫びながら
ヨロヨロと奥に進みかけていた白い猫を、急いで抱き上げて
転げるように走り出した・・
そして・・
ってトコで終わりました。
・・・・・・・・・・・。
今晩。
続きを見なきゃいけないんでしょうか・・☆