「みー」さんからの爆音レビュー! | THE BACK HORN『アサイラム』爆音レビュー大会 Powered by Ameba

「みー」さんからの爆音レビュー!

『アサイラム』はすべての曲において力強さを感じる。

ただ、同じベクトルの力強さではない。
不穏なエネルギーを持った<雷電>から幕が開け、最後の<パレード>では明るい光を目指す。
<羽衣>や<海岸線>は二つの違う色のやわらかい風が吹き込むような世界観を表現しているし、<再生>や<ペルソナ>、<太陽の仕業>は激しいディストーションのリフや歌詞で激しい感情を表現している。

そして、これらの新曲に影響され、<戦う君よ>や<閉ざされた世界>はシングルよりも力強く、上を目指していくような印象を受ける。

そして、このアルバムの中には様々な色、匂い、感情をバッキングしたような濃密さがあると思う。

また、キャリアを生かしながらも挑戦がみられ、THE BACK HORNの新たな音楽の幅を広げた一つの作品と感じた。


みー