「しーみき」さんからの爆音レビュー！

脈動打って心の拠り所へ行きつくまで。ここまで踏み出せるバックホーンの音楽。アサイラムを聴くたび心の核心を刺激する。心の曖昧な部分、自分の中の混沌に痛いほど響いてくるからもう聴くのが恐くなってくるほど。
1曲目雷電パンドラの箱をあければすぐに奥深く引き込まれた。心の”色”を感じたラフレシア。適当に肩を押すんじゃなく手を取って鼓舞してくれる感覚になれる戦う君よ。再生で壮大に、メロディアスに音が沁みわたりグッと奥底に引き込まれて自分だけでは触れられなかった域に行ける気がした。羽衣の穏やかだけれど感情の波がある雰囲気に心を揺るがされ、風の中で砕け散らずに自分の身を風に身を委ねている海岸線。ただ感情を振りまわすんでなく事実にふれようとしているペルソナと太陽の仕業。事実の中でもずっと触れているのは自分の心であると曲のアプローチは違えども最後の3曲で言っているような気がする。
アサイラムを聴いていると炎の中からゆっくりを踏みしめるようにバックホーンの4人が足並みそろえて歩いてくる映像が浮かんでくる。
「未来を光を掴まえにー」その確信を自分自身も持って素直にアサイラムを聴いていきたい。
ツアーでアサイラムのKYO-MEIを感じられるのが楽しみです。

しーみき