「ねこ」さんからの爆音レビュー！

CDを再生した瞬間からその世界にぐっと引き込まれていく「雷電」。
不気味で少し怖い、でも離れられない。
すごい入口。
続く「ラフレシア」「戦う君よ」と、力強く引っ張っていってくれる曲で気持ち
が高まり解放されていく。
「再生」はどろっとした、葛藤や痛み、見せたくない部分を見透かされたような
気持ちになり、「羽衣」「海岸線」の美しさに、穏やかで温かい気持ちになる。
狂暴で噛み付くような「ペルソナ」「太陽の仕業」。
特に「太陽の仕業」の中盤のボーカルの狂気がすごい。
「閉ざされた世界」まで、再び気持ちが高まり、暴れ出したくなる。
「汚れなき涙」の大きな力強さと美しさに涙が出そうになり、様々な感情を全部
抱えて光の方へ抜け出していくような「パレード」。

様々な景色、感情を見せてくれるアルバム。
聴いていくとどんどんバックホーンに近づいていくような気持ちになりました。
聴き終わった時に感じたのは、安心感と開放感。
「アサイラム」の意味を聞いた時、とても納得しました。
ただ逃げるだけじゃなく、よい方へ向かえる「避難所」だと思いました。

ねこ