「ミツ」さんからの爆音レビュー! | THE BACK HORN『アサイラム』爆音レビュー大会 Powered by Ameba

「ミツ」さんからの爆音レビュー!

このアルバムはTHE BACK HORNにとってもそのファンにとっても、新たな「アサイラム」(聖域)である事は間違いないだろう。

お経ともラップともとれるような、何とも形容しがたい将司の語りから、へヴィで退廃的なリフとボーカルへなだれ込む"雷電"で幕を開け、旅立ちを祝福するかのような開放感ある"パレード"で幕を下ろすという、ドラマチックな内容。その様は、新たな闇から光へと走り、世界を創造・再生するかのよう。

サウンドや歌詞に全くブレがなく、ダークな重い雰囲気の楽曲でも、根本には前向きなメッセージが込められている。そして何よりメンバーが全身全霊。聴いててじゅわっ!とアドレナリンやドーパミンが放出される。激熱である。

どこまでもまっすぐに、音楽と自身らと僕たちファンを信じて突き進む彼らはとても清々しい。ますます大好きになった。こんな激熱アルバムを生みだしてくれて、本当に嬉しい。ありがとう、THE BACK HORN!

ミツ