今回はちょっと同情したくなる特殊関係人のお話しです
特殊関係人が3人いた脱税事件でした。
私が着手日の臨場したのは、元特殊関係人で二人目の女性でした
彼女は25歳くらいだったと思います
2歳くらいの子供が一人いて、二人でアパートに住んでいました
いわゆるシングルマザーでした
この子供は彼(脱税嫌疑者)の子で月々10万円養育費の送金がありました
当然暮らしていけないので近くのスーパーマーケットへパートに出ていました
彼は彼女のところへは半年に1度くらいで忘れた頃に来るとのことでした。
脱税事件で特殊関係人を調査するのは、お金がどのくらい要っているか
支払われている現金、預金、プレゼント品、高額商品、不動産などを把握することです
彼女の場合は年間200万円弱だったと思います
高額商品などはありませんでした
それでも彼女はいつ来るのかわからない彼を待っていると言ってました
「彼の子供がいるからです。私はいいんです。」
2Dkの部屋を捜索したら大人のおもちゃが出てきました
彼女は恥ずかしそうでしたが「これは彼から貰ったものです.
いくらかは知りません これは大切にしています」ときっぱり
私は彼女の言葉を聞いて健気に男を待つ彼女に感情揺さぶられた思いでした
女心を持てあそぶ輩は男の敵 徹底的な査察調査を誓ったのでした