有名人の学生時代の同級生が今、何をしているのか調査する番組があるのをご存知でしょうか。
主に一般の方を特集した番組なのですが、学生時代から現在に至るまでの人生の物語がおもしろく、見始めるとつい最後まで見てしまいます。


そしてアスザックの石材チームで、『あの石今どうしてる?』というメルマガ企画が誕生したのをもちろんご存知ですよね。


これは、過去に施工した石が現在どのように現場で過ごしているのかを調査する特別企画です。

 

 

第三回目は、“オリンピックイヤー”という事で、長野オリンピックで開閉会式会場に使用された

“南長野運動公園”に設置されております、“ベンチとプランター”をご紹介させて頂きます。


こちらのベンチ、1998年に納品させて頂いたものです。
施工からすでに23年もの年月が経過していますが、施工当時の写真がこちらです。↓

 

 

 

 

 

製品情報は、
『ベンチ』    白御影石 座面部磨き仕上、その他ビシャン仕上 400x500x1400mm、
『円形プランター』白御影石 ビシャン仕上 Φ800x400mm、
『方形プランター』白御影石 ビシャン仕上 400x400x800mm となります。
プランターも、無垢の御影石をくり抜いての製造です。

 

そして、23年経過した現在の様子がこちらになります。↓

 

 

 

 

 

若干の汚れは有るものの、座面は磨き仕上げの為、汚れておらず、これから先も使用可能です。
 
プランターも、“面取り”を行っている為、設置箇所を移動しているにも関わらず、欠けることなく、納品当時のままの姿を残しております。


地域の方々や、管理されておられる方々に大切にされており、感激と共に感謝の限りです。

 

23年前は、スタジアム北側の駐車場との境に並べてありましたが、

その後のサッカー場建設などに伴い、現在は、スタジアム北側にベンチが、

駐車場の東側出入り口付近にプランターが置かれております。

 

 

 

今回、23年後に製品を確認して感じた事ですが
『ベンチやプランターは、“固定式”より、“可動式(置き式)”の方が良いのでは!』


設置箇所の環境変化に合わせて、“設置場所を柔軟に移動”“不要になれば他の場所で再利用” が可能です。


移動することを前提にした製品にすることで、素材の特長である長寿命を活かす事が出来ると感じました。

石材の長所でもある、“耐候性に強く、風化しづらい”、この事から、“製品の長寿命化”、“維持費の低減”に大きく貢献出来る材質かと思います。


皆様には、“施工現場の紹介”と合わせて、“石材の経年”と言う部分についてもお伝えできればと考えております。
不定期配信ですが、次回の“あの石今どうしてる?”をご期待ください!