有名人の学生時代の同級生が今、何をしているのか調査する番組があるのをご存知でしょうか。
主に一般の方を特集した番組なのですが、学生時代から現在に至るまでの人生の物語がおもしろく、
見始めるとつい最後まで見てしまいます。
そしてアスザックの石材チームで、『あの石今どうしてる?』という企画が誕生したのをもちろんご存知ですよね。
これは、過去に施工した石が現在どのように現場で過ごしているのかを調査する特別企画です。
第二回目は、長野県を飛び出し、東京都八王子市、JR高尾駅から歩いて10分ほどの場所の南浅川に架かります、『陵南大橋 親柱』です。
こちらの親柱は、1999年に納品させて頂いたものです。
施工からすでに22年もの年月が経過していますが、施工当時の写真がこちらです。
磨き+割肌仕上げの白御影石で、アルミ鋳物のレリーフを挟み、威風堂々とした親柱となります。
余談ですが、こちらの、アルミ鋳物のレリーフも、OEMにて、弊社の“SE事業部(現アルミ事業部)”→ にて製作・納品させて頂いております。
そして、22年経過した現在の様子がこちらになります。
当然ですが、流石、花崗岩!色あせる事も破損することも無く、施工当時のままの姿をしております。
アルミ鋳物のレリーフも殆ど変色をしておりません。
こちらの親柱は、間近で見ると、迫力があって個性の強い親柱なのですが、不思議と周りの空間と調和し、
景色に溶け込んでいます。
全く古さを感じない物となっております。
左右の石材の高さを変え、裾広がりで伸びやかな形状の為、実際の寸法以上に大きく見えます。
更に、傾斜部を割肌にすることで、石らしく、重量感のある親柱となっており、デザインに感心してしまいます。
気付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの親柱、橋梁の構造上から他ではあまり見ることが無い、
高欄より高い場所に親柱を設置してあります。
アスザックの納品した親柱の中でも、唯一となります。
耐酸性に強く、吸水率の低い花崗岩で製作した親柱は、更に数十年、百年と残るかと思います。
そんな事を想像していると、『後世の人達に、胸を張れる仕事しなければならない!』、『もっと精進しないと!』と、強く思う事が出来た現場となりました。
石材の長所でもある、“耐候性に強く、風化しづらい” ことから、“製品の長寿命化”、“維持費の低減”に大きく貢献出来る材質かと思います。
皆様には、“施工現場の紹介”と合わせて、“石材の経年”と言う部分についてもお伝えできればと考えております。
不定期配信ですが、次回の“あの石今どうしてる?”をご期待ください!
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アスザック株式会社 インフラエンジニアリング事業部 海外石材チーム
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