今日はシラの書 第38章~39章 職人と学者についてシェアしたいと思います天使

 

学者の知恵は、余暇があって初めて得られる。 実務に煩わされない人は、知恵ある者となる。

 

どうして知恵ある者となれようか、 鋤を握り、突き棒の扱いを自慢する者が。 また、牛を追い立て、仕事に忙しく、 話題は子牛のことばかりという者が。彼は畝作りに没頭し、 夜も寝ないで若い雌牛にえさを与えている。

 

職人や職人頭も同じだ。 彼らは昼夜を分かたず仕事に励む。 印章を彫り込む人々、 さまざまな下絵書きに没頭する者も同じだ。 彼は本物そっくりに表現しようと精魂を傾け、 夜も寝ないで仕事を仕上げる

 

鉄床のそばに座るかじ屋も同じだ。 彼は鉄の細工物を一心に見つめる。 熱風で体はやけどを負うが、 炉の熱にあてられながら、懸命に仕事をする。 彼の耳には、金づちのやかましい音が鳴り響き、 目は器の形に注がれる。 彼は仕事を完成させようと精魂を込め、 夜も寝ないで見事に仕上げる。

 

仕事場に腰を据える陶器職人も同じだ。 彼は足でろくろを回す。 常に仕事に熱中し、 その作品を数える。

 

彼は足で粘土をこねて、固さを除き、 手でそれを形づくる。 上塗りをかけて仕上げるのに精魂を込め、 夜も寝ないで、窯を掃除する。

 

これらの人々は皆自分の腕に頼り、 それぞれ、自分の仕事には熟練している。

 

彼らなしに、町は成り立たず、 住み着く人も、行き来する人もいない。 しかし、彼らは民の会議では意見を求められず、

集会においても責任ある地位には昇れない。 裁判官の座にもつけず、 法律にかかわる決まりも理解していない。 教訓や法律を説き明かすこともできず、 格言にも精通していない

 

彼らは造られたこの世界の調和を固く保つ。 彼らの願いは、仕事を全うすることにある。 しかしながら、心を傾けて、 いと高き方の律法を研究する人がいる。

 

彼はいにしえのすべての人の知恵を詳しく調べ、 預言の書の研究にいそしみ、高名な人々の話を心に留め、 たとえ話の複雑な道へと分け入り、格言の隠れた意味を詳しく調べ、 たとえ話のなぞをじっくり考える。

 

彼は身分の高い人々に仕え、 為政者たちの前にも出入りする。 見知らぬ人々の国を旅し、 人間の持つ、善い面、悪い面を体験する。

 

彼は早起きして、 自分を造られた主に向かうように心がけ、 いと高き方にひたすら願う。 声を出して祈り、 罪の赦しをひたすら願う。

 

偉大なる主の御心ならば、 彼は悟りの霊に満たされる。 彼は知恵の言葉を注ぎ出し、 祈りをもって主を賛美する

 

彼は正しい判断と知識を身につけ、 主の奥義を思い巡らす。

 

彼は学んだ教訓を輝かし、 主の契約の律法を誇りとする。

 

多くの人々は彼の悟りを褒めそやし、 彼は永遠に忘れ去られることはない。 彼についての記憶は消え去らず、 その名は代々に生きる。

 

諸国民は彼の知恵を語り、 集会は彼の誉れを告げる

 

長生きすれば、千人にまさる名を残し、 たとえ早く死んでも満たされる。

 

思いを巡らし、更に語ろう。 わたしの心は、満月のように満ちている。

 

わたしの語ることを聞け、敬虔な子らよ、 流れのほとりに育つばらのように、若枝を出せ

 

乳香のように香りを放ち、 ゆりのように花を咲かせ、 声をあげて、共に賛美の歌をうたえ。 すべての御業のゆえに主をほめたたえよ。

 

主の御名をあがめ、ひれ伏せ。 賛美の声をあげ、竪琴を弾き、 主を大いにほめたたえよ。 賛美して、こう言おう。

 

主の御業は、すべてすばらしく、 命じられたすべてのことは、 時が来れば実現する。」

 

軽々しく、こう言ってはならない。 「これは何か」「これは何のためか」と。 いずれの問いにも時が来れば答えが与えられる。 御言葉によって水は盛り上がり、 その口から出る言葉によって水はためられた。

 

主が命じられると、すべて御心のままに実現し、 その救いの力を弱める者はだれもいない。

 

すべての人の業は主の前にあり、 主の目から逃れるものは何もない。

 

主は永遠から永遠まで目を注がれ、 主にとって驚くべきものは何もない。

 

軽々しく、こう言ってはならない。 「これは何か」「これは何のためか」と。 それぞれ目的があって造られたのだから。

 

主の祝福は川のようにあふれ、 乾いた大地を洪水のように潤す。

 

真水を塩水に変えたように、 主の怒りは諸国の民の遺産となる

 

主の道は敬虔な人たちには平らであり、 不法の者たちにはつまずきとなる

 

良いものは、初めから良い人々のために造られ、 悪いものは、罪人たちのために造られた。(善悪を分けるためにその仕掛けが施された)

 

人間が生きていくうえで何よりも必要なものは、 水と火、鉄と塩、 小麦粉、牛乳、蜂蜜、 ぶどうの汁、オリーブ油、それに衣類。

 

これらすべては、信仰深い人には良いもの、 罪人たちには悪いものとなる

 

刑罰の道具として造られた風がある。 それらの風は怒りを発し、その鞭を激しく振る。 終末の時に、その力を存分に発揮し 造り主の怒りを静める。

 

火と雹、飢饉と死、 これらすべては刑罰のために造られた

 

きばをむき出す野獣、さそり、蝮、 不信仰な者たちを滅ぼす罰の剣(神の御言葉)

 

彼らは主の命令に喜んで服従し、 いざという時のため、地上で待ち構えており、 時が来ると、命令に背くことはない。

 

わたしは初めから、以上のことを確信し、 思い巡らした後、こう書き残した。「主の御業はすべて良く、時が来れば、 主は必要なことをすべて満たされる。

 

「これはあれよりも悪い」と言ってはならない。 どんなものも時が来ればその良さが証明される。

 

さあ、心から、声高らかに賛美の歌をうたえ。 主の御名をほめたたえよ

 

   

花のボランティアに行っている公園のバラです。

 

ラブリーフェアリーという蔓バラです黄色い花