住む人がいなくなり荒れ放題になっていた築70年以上の古民家再生で学んだことをシェアします音譜

 

かつて13人が暮らした大所帯の家、冠婚葬祭も家でしていたので食器の数も半端ない、世代が変わっても捨てることなく取ってあるものが多く、家の一部(トイレやお風呂、台所、階段等)を年を取っても住めるようにリフォームしてあったのですが、廊下や二階の部屋は物で歩くスペースがないほどだったり、保存食の缶が破裂し食器棚や床にカビが生えていたり、カーテンや窓軸に虫が繁殖していたり、初めて家に入った時には、正直ショックを感じたのを覚えていますあせるあせるあせる

 

そんな状態からの出発でしたが、この5年の歩みを振り返ってみたいと思います。

 

1,すぐに使えるものと使えないものに分ける

(屋根付きの駐車スペースに仮置き場をつくり、ビニール袋につめ種類ごとにまとめたりして、仕分けしました。)衣類等は40Lを20袋以上あり、高齢の知り合いに配ったり、年齢問わず使えるものは、作業用や非常時用として保管。

 

大型の家具を清掃工場にもっていって処分すると、すぐに10万以上かかってしまうので、ゴミに出す前に、形を変えて利用できないか、災害時に役に立たないか、あげれる人はいないか、とりあえず、見えるかして分別しておく ある物を把握だけしておくと、意外と後で役立つものが多いことに気づきます。 最初は片付けるスペースがなく、後から取って置けば良かったと思うものもゴミに出してしまったのですが、片付けながら段々知恵がついてくる感じです。

 

処分に困った剥製7体は、最終的に博物館が引き取ってくれました。使えなくなった大型の冷蔵庫の搬送は当時乗っていた6人乗り用の車があり助かりました。片づけをするときにかかる費用を考えると、買うときに慎重になってしまうものです。

 

2、カビ、油汚れ、シミがひどかった床、天井、壁を電気ブラインダー、たわし、歯ブラシ、ハイター、食器用洗剤、高価なものを使わず、掃除の際に使わなくなったタオルや衣類を活用し、綺麗に蘇らすことができました。6畳以上ある台所は物も多くそこら中油汚れがひどかったのですが、アルミ製の括り付けの食器棚は、薪ストーブ小屋で違う形で再利用し、旧式の食器乾燥機も電源を入れず埃防止の食器置き場として利用し、棚や家具の利用方法を変えて使い続けているものもあります。

 

3、昔の木造作りのため木の窓や戸袋に隙間があって枯葉や虫が侵入してきたり隙間風で寒く、冬場に水道管の破裂などを経験したのですが、自分で資材を購入し修繕すると業者に頼む費用の10分の1以下でメンテナンスすることができます。トイレのドアや壁、洗面台のリフォーム、砂壁だった床の間や廊下、階段の壁を漆喰に、2階の木窓を2重サッシに、2階の和室を洋室にリフォームしてきています。 古民家のリフォームは新築以上に微調整に時間がとられますが、家にある廃材を見えないところで上手く利用できることもあり、創意工夫する知恵を養うことができます

 

4,着物&和風の布は形を変えて洋服にしたり、はんてん、巾着、鏡台カバー、クッションカバー、ティッシュケースカバ、暖簾やテーブルクロスなどにしたりしました。座布団カバーも、洋室と和室用に使いわけて使っています。

 

5,使わなくなった家具や頂いた家具などは、部屋に合わせてサイズや形や色を変えて利用したり、部屋の装飾品に作り替えたり、最終的に使わない木は燃料にしています。骨董品屋やリサイクルショップでも引き取ってもらえそうもない置物なども形や色を変えてリメイクして楽しんでいます。

 

6、ゴミは仕分けして、なくべく有料ゴミとして出さないようにし、生ごみは土に還し、畳もゴザと藁にわけて、藁は土に還しています。草刈り機も頻繁に使うとガソリン代がかかるので、手間のかからない庭&畑づくりを学んでいます。

 

7,錆びたハサミや農機具は、家にあったサンポールにつけ置きしたら綺麗になりました。

 

8,台所で使っていた鍋やボール、食器類も、ペンキ塗りの際や違う用途で使えることもあるので、創意工夫をしています。

 

何かに依存しすぎなくていいシンプルな自立型の生き方を目指していますが、まだまだ学び中です。

 

こんな体験ですが、誰かのお役に立てると嬉しいです。また こんな工夫をしているということがありましたらシェアして頂けると嬉しいですラブラブ

 

いつも有難うございますニコ