歌というのは不思議だ。何度も聴いた曲なのに、ある時ふと、それまで以上に心の奥に響くときがある。

今日響いたのは「ギルド」だった。


『人間という仕事を与えられてどれくらいだ』

という悲観的なフレーズから始まるこの曲。

後半になるにつれ、曲中の主人公は人生の眩しさを思い出す。

『美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか』

『構わないから その姿で 生きるべきなんだよ』


この歌詞が心に滲みた。

体内に取り入れた有機物が消化酵素によって栄養素に分解され、吸収されていくように、この曲はオレが経験したことを媒介として、さらに密度の濃いメッセージとなって体内に吸収された気がする。

人生に疲れを感じ始めていたオレの心に、すぅっと取り込まれた。

聴いた瞬間に号泣した。
名曲。