妄想族 「今」2 おやすみです
物事には

明るい面と暗い面の
両面があります

明るい面を見るということは

単なる楽観とか、
過度は期待とは違うし

暗い面を見つめるのも

単なる悲観とは違います

物事には両面があることを

本当に知ると喜びだけの
喜びというのはない

悲しみだけの悲しみというのもない

ということがわかってきます

喜びの中にある悲しみ

悲しみの中にある喜びという

立体的な世界の手応えが

強く感じられてくるのです

人は愛を誓いあう時

2パターンあると思います

① この愛は揺るぎないものと誓いあう人

② 別れることがあるかもしれない

という事実を受け入れ
愛を誓いあう人

どちらのほうが深い
感情かといえば

それは②ではないでしょうか

(個人差あり)
時には魔が差すかもしれない

もしかしたら

憎みあって別れる時が
あるかもしれない

だからなお、今、
永遠の愛を信じたいと願う

そこに人間の希望があるのです

未来はどうなるか
わからないからこそ

「永遠に愛します」
という言葉が

今の真実として出てくるんです

これが人生の立体構造です

絶対に二人の愛が壊れることはない

という思いは観念にすぎず

都合の悪い未来を遠ざけようとする
防衛反応なのです

この時二人の愛は

守りの姿勢に入ってしまいます

そうなれば愛はやがて
義務へと変わり

義務感はやがて憎しみへと
変化するかもしれません

暗い面があるかもしれないと

受け入れながら

なお

明るい面に希望を
託すことが楽しいのです
