妄想族 人の悪口は聞かない人
人の噂話は面白い

ひまがあれば

誰でも耳をそばだてて
聞きたいと思う

それはできるだけ情報を
手に入れたいと思う

本能的な性向であるかも
しれないですね

また面白い話を聞いたら

それを知っている人に
教えたいと思うのも自然です

そのようにして、
話しが人から人へと伝わり

広がっていきます

その話が自分の
知っている人に関する場合は

その内容によっては

人に伝えないほうがよいと

判断することもありますよね

例えばね

自分の親友に関する
悪い噂であれば

自分の胸にしまい込んで

それ以上に広がっていくのを
防ごうとします

その話が本当であるかどうかを

チェックする必要は
ないんですよ

根拠のはっきりしない
話であるから

無視するのが賢明ですよ

それに、聞いた話を
人にするときは

必ず尾ひれがつくものです

自分なりの解釈をしたり

意見をつけ加えたりする
結果になります

自分が聞いたとおりの話を
100%

そのまま人に伝えるのは
不可能です

噂話を人に伝えるときは

少なくとも自分が
「脚色」した話を

することになると心得て
おいたほうがいいですよ

結局、噂話を聞いて
伝えたのではなく

噂話をつくって流した
結果になりますよ

それが知っている人に
関する話であれば

その人の信頼を裏切ったのと
同じだよ

内容が事実かどうか
わからない話をしたのであるから

後からその人に恨まれても
仕方がないんですよ

知っている人であれ
知らない人であれ

人の悪口になる話には
関わりを持たないことですよ

興味本位に聞いたり
話したりする人は

「おしゃべり」の烙印を
押されてしまうよ

あの人に話したら瞬時に
皆に広まってしまうといわれて

警戒され

親密な仲間には入れて
もらえなくなりますよ

悪口はいうべきでないと同時に

聞くべきでもない

聞かされている話が人の
悪口であるとわかったら

即座に耳を塞ぎましょう

「そのような話は聞きたくない」
ってね

話しを途中でやめさせたり

その場を離れたりすれば
いいんですよ

悪口を聞いてうなずいていたら

話の内容に賛成していることになり

悪口をいうのと同じだよ

黙って聞いていても、
同じように判断されるんですよ

悪口を言う人に反論したとしても

悪口の火種にさらに燃料を
注ぎかけるようなものです

話の種を増やしてしまうだけで

さらに話を面白くする
結果になります

すなわち噂話や悪口の
「流通価値」を高めてしまうので

さらに広く伝播するのを
助長するだけです

それを噂の当人が
喜ぶはずがないですよ
