妄想族 Teenage Dream
十代の頃、
どんな大人になればいいのか

いつも考えていた

それはきっと大人になりたくない

という思いの裏返しのようなもの

どうせなってしまうなら
素敵な大人になりたい

という強い気持ちが
あったのだと思う

海が好きだったので、
夏は単車で

冬は箱スカでよく海を
見にでかけました

自分にとって夏が自由や
奔放性の象徴であるように

海もまた自分にとって

夢をいつも忘れない
感性の象徴でした

時が流れ

すっかり初老になって
しまったけれど

心のどこかに今でも確かに
感じるんだ

ふとした瞬間に18歳の
自分が顔を出すのをね

どんな大人になろうかなぁ

(なっていない妄想)
どんなに辛いことがあっても

どんなに世間から誤解を
受けようとも

心の奥には誰も傷つけることが
できない

美しく繊細な領域があります

そんな心の声に正直でいたいと
思っていマっする

自分にとって「夏」というのは

素敵な大人になりたいと

純粋に願った十代に立ち返る
場所なのかもしれない

心の奥にある美しく
繊細な領域のような

それが、
自分だけの場所です
