妄想族 誰かを好きになった時♪
愛する人から

愛されたい

それが1番の願いで
あるはずなのに

私たちは何故そこに
本当の安らぎを

求められなくなるのでしょう

たとえ、最初は
安らぎを感じたとしても

十分に味わい尽くさないうちに

次の感情が生まれます

それは、
失うことへの恐れ

そして知らず知らずのうちに
心に降り積もる

まるで愛された代償のように、
安らぎを捕まえようとします

たとえば、
抱き合った時の少しの隙間

会話が途切れた時のほんの1秒

「またね」と言った
時の恋人の表情

自分の気持ちをうまく
言葉にできない時

そんな些細なことに
おびえてしまう

だけどね

そんな不安も恋を
しているからですよ

喜びも、不安も恐れも、
すべてが恋の一部だよ

愛するがゆえに
淋しさがつのる時

それはもしかしたら
恋をしているのです

生きていることを
感じられる時間なのかも
しれませんね

幸せな淋しさなのかも
しれません

もしかしたら至福の
淋しさなのかもしれないと

恋が遠く過ぎ去った頃に
わかるのかもしれないね

そんなふうに考えたなら

何となく心が
ほんわりしませんか

喜びと同じくらいの
淋しさがもらたしてくれるもの

それは、
誰かを愛することの

豊かさの一つなのかも
しれませんね
