妄想族 心はどのようにして分裂するのか♪
心が相反する方向に

分かれてしまうのは

多かれ少なかれ、
誰にでも起ることです

そしてそのルーツは、
すでに幼児期から
形作られはじめます

人間の魂は、
年齢やその時の状態に
かかわりなく

常に前進することを
望んでいます

私たちは、
実はそのことを

知っているのに

様々な理由から

知らないふりをするように

なるんです

生まれたばかりの赤ん坊は

完全に無垢の状態にあり

魂の望むとおりに

まったく自然に

前進しようとします

ところが、
育っていく過程で、
両親や他の大人、
年上の兄弟などが示す
心の葛藤や躊躇などに

しだいに影響されていくように

なります

さらに
人間には誰でも「生存本能」
というものが

生まれつきそなわって
います

天から与えられたこの本能は

自分が生きのび・
自由で解放され

思うままに繁栄し
発展することを要求して
います

ところが、
何事においても、
「正しい」「正しくない」
「こうあるべき」
「こうであるべからず」
などといった固定観念に
とらわれすぎると

判断を誤ることが
あります

というのは、
そういった固定観念は
もちろん正しい場合も
ありますが

単なる思い込みに
過ぎない場合もあり

そのためにそれが
生存本能の要求と衝突し

心が相反する方向に
引き裂かれてしまうのです

一方、生存本能にあまり
盲目的にしたがいすぎても

自分が生きのびることしか

考えていないような人間に
なってしまいます

誤った自己と、
ともに生きながらえるより

正しい自己をもって死んだほうがいい場合もあるということも
忘れてはいけません。
いずれにせよ、
「~べき」「~べからず」
といった固定観念で
自分をしばりつけることなく

常に愛情に基本をおき

自分の魂が示す方向に
進むことだよ

自分は相反する考えによって、
どのように心が分裂
しているかに気づいて
下さい

私たちは、葛藤から
解放されればされるほど

幸福感や満足感や自由を
感じることができ

より満ち足りた人生を送り

自分の望むことを
追求するようになれるんだよ




