妄想族 心から信頼できる友人が一人いればいい
「たくさんの友人が欲しい」
と思う気持ちは

誰の中にもあるでしょう

しかし大切なのは

友人の数ではなくて

本当の友人が

たった一人でもいることなのです

「人生の最大の宝は
20年以上続いている友情である

という言葉があるそうですが、
どんなに大勢のとりまきに

囲まれていても

核になる人間関係がなければ

むなしさに襲われるのでは

ないでしょうか

たとえばね

グループの中で孤立して

いるという悩みを

よく聞きますが

グループの中に本当の

友人が一人でもいたなら

そのグループから

閉めだされたり

浮き上がったりすることは

ないはずです

そうなる前に、
友人がアナタに

アドバイスをしただろうし

グループ内でつっこんだ

話し合いがなされただろうし

とにかく関係修復に一役

買ってくれたはずです

たとえグループといえども

一対一が基本なのです

一対グループではなく

一対一の信頼関係が

核となってつどいあいます

そのことが大きな喜びを

私たちにもたらしてくれるのです

自分たちの劣等感を癒すために

他人の悪口をいいあうことで

まとまるグループもあります

一人が「でも私、あの人
悪い人に思えないし

どちらかといえば好きだ」
と本音をいったとたんに

仲間から総スカンをくう

場合だってあるでしょう

みんなでしばりあい見張りあい

一見、ものすごく固い

友情によって結ばれて

いるかのように

見えるグループ

そんなグループに入りこんだら

人生の発展は期待できないし

自分の中の‘よい芽‘はすべて

つみとられてしまうでしょう

悪い人間関係に属しているうちは

私たちの人生はどんなに努力しても

決してよい方向に進んで

いくことはありません

人間関係の選択が

自分の人生がよい方向へいくか

悪い方向へいくのか

決定的なポイントであることに

私たちは意外と

気づいていないんです

今のグループがアナタに本当に

よい影響を与えているのか

悪い影響を与えているのかを考え

よくないようならそのグループに

見切りをつけることだよ

グループがアナタを

選ぶのではなく

アナタがグループを

選べばよいのだからね


