妄想族 「近すぎて見えない奇跡があるね」サマーキャンドルズで妄想
幸せなことよりも

不幸せなことを

見つけやすいのは

どうしてでしょう

自分が持っているものの

豊かさよりも

持っていないものを

つい数え上げてしまう

何かを手に入れたいと

頑張るための

きっかけにはなるけれど

これではどこか

自信がなくなって

足元がぐらついて

しまうことがあります

たとえばね、
ケンカばかりするように

なってしまった恋人

気に入らないところばかりに

目がいって

最初に感じていた

素敵なところは隅に

追いやられている

けれど、
もしもその恋人が

いなくなったら

どう思うでしょう

淋しくなるに

決まっています

男と女が恋人として

付き合っていく間には

いろいろなことがあります

けれど
「アナタがいてくれて嬉しい

というのが、
本当にシンプルだけど、
一番大切な幸せではないのかなぁ

恋人に限ったことではなく

家族でも友達でも

世界中にいる大勢の

人の中で出逢えたことは

実は奇跡的な

ことではないかと

思えてなりません

杏里のサマーキャンドルの

歌詞に「近すぎて見えない
奇跡があるね

という曲があります

この曲が好きです

むしろ年月を経て

いろいろな人に出逢って

その思いを強くするばかりです

近すぎて見えない

幸せがあります

それに気づき始めると

気持ちが豊かになり

自分はひとりだけで

生きているのではないんだ

という実感が湧いてくるのです

誰かに支えられているように

自分も誰かを支えている

存在だということに気づくと

それまで数え上げていた

‘不幸せ‘なんて

なんて小さなことに

思えてくるんですよ


