妄想族 いろんな優しさ
優しくされることに

慣れてしまうと

それが当たり前に

なってしまいます

だから、もっともっと

優しさを求めてしまう

優しくされることが

日常の中で

保護色のようになってくる

それはそれで

素敵なことだけれど

小さな優しさも

当たり前と思わずに

一つ一つを包み込むように

感じたいと思う

逆に、優しい言葉もなく

優しい態度もなく

そっけなくされることが

多かったりすると

ほんの少しの優しい態度にも

感動してしまいます

好きな人には

優しくしたい

私たちは当たり前のように

そう思っています

でも優しさって何なのだろう

言葉や態度に表れる優しさ

というものもあります

無口で、ちょっと不器用で、
自分の気持ちを表現するのが

下手な人もいます

優しい気持ちがあっても

それをうまく伝えられない

誤解されやすいタイプの

人もいます

優しさを計ることはできません

ぬくもりであったり

深さであったり

黙って抱きしめてくれたり

何も言わずに別れを

受け入れてくれる、
そんな優しさだってあるんです

優しい気持ちになる時

自分のことなんて

考えていないんですよ

相手のことしか思っていないんです

喧嘩をした後に

別れてしまった後に

そんな優しさに

気づくことができたら

それは人生の中で

大きな大きな宝物に

なると思うよ


