妄想族 怖い夢にうなされたら、怖さを抱きしめて下さい
夢は、
もうひとつの現実です

夢の中の奇妙きてれつな

ストーリーは

現実の状況をデフォルメ

して示していると

いいマっする

実生活とはかけ離れた

ストーリー展開が

実は実生活の問題点を

示しています

夢にはいくつかの

パターンがあります

なかでも夢の中で

味わった感情というのは

現実以上に

リアルな感じがして

いつまでも

残っているものです

愛する人が死んでしまう

夢や怖い夢などは

思い出すだけでも

涙や恐怖心が

こみ上げてきます

これは夢なんだから、
と自分に言い聞かせて

初めて安心するような

リアルな感情です

そしてそれは、
現実の生活の中で

自分が封印してしまった

感情であることを

忘れてはイケないよ

ある時期(若い頃)
私は夢の中で怒ってばかりいた。
それも生半可な怒りではなく

怒鳴りまくっているのです

朝、目覚めて私は
ショックを受けていました。
怒りの感情の余韻が
あまりにも鮮明で

自分でも苦しいくらいでした。
何も怒っていることなんてないのに

どうして夢の中で

怒鳴りまくっているのか

怒りの夢は簡単には

収まらなかったのです

くり返しくり返し見るのです

このようにくり返し

見る夢はとても

わかりやすいのです

その問題を解決する

必要性を夢が

訴えているのです

だから解決されないかぎり、
くり返し見るのです

私の場合、
現実に自分が怒っていることに

気がついていなかったのです

だから、まずそれに
気づくために夢の中で
怒りまくっている。
そのことを踏まえて

自分の内側を見てみると

確かに私は怒っていました

知らず知らずのうちに、
怒りを悪いものとして

封印していたのです

‘感情に善悪もない。‘
‘感じてしまったことは

感じてしまったこととして

認めてしまえばいいのです

それなのに、多くの人が

感情を封じこめてしまうのは

小さい頃から
「怒ってはイケない」
「泣いてはイケない」
と教えられてきたから・・・・・
自分の感情を

受け止めずにいると

認めてもらえなかった

感情は澱(おり)のように

心に沈殿しマっする

沈殿した感情は、
ひたひたと自分自身を

不自由にしていきます

もしも夢の中で

思いがけない感情を

抱いていたとしたら

その感情をしっかりと

味わってみることです

怒りを、怖さを、孤独を
しっかりと感じてみるのです

夢の追体験を

しているうちに

ふっと心に湧き上がってくる
「何か」があるはずだよ

それは夢の中の「現実」と

リアルな「現実」とが

ピタッと一致する瞬間です

夢の中の感情と現実の

状況が一致した時

自分自身が劇的に

変化するのがわかるでしょう

夢はもうひとつの現実です

もう一人の自分の声に

耳を傾けてみよう


