妄想族 「白鳥」で妄想記事
湖に優雅に

泳ぐ白鳥がいたと

しますね

見た人はみんな

「綺麗な白鳥だね」
と言って

足を止めます

実際には水面の下で

白鳥が足をバタバタ

と動かし

必死で泳いでいることを

誰も考えません

白鳥の美しさばかりに、
目を奪われて

しまうからです

足をバタつかせて

泳いでいる白鳥の姿は

水面下で見ると

驚くほど不恰好なものです

しか~し、
この不恰好な動きが

白鳥のあの美しさを

支えているんですよ

愛も同じですよ

ケンカを

フォローするための

小さなプレゼントや

疲れきっている恋人を

励ます優しい言葉

相手の健康を

気づかう思いやりなど

普段の地道な行為が

大きな愛を育てます

水面下で足を

バタつかせない

白鳥がいないように

なんの努力もしないで

華やかな愛情が

保たれることは

ないんですよ

PS
優雅に泳ぐ白鳥が水面下では、
足をバタつかせているように

地道で堅実な努力だけが

華やかな愛を

持続させるんですよ


