妄想族 自分が不十分な人間であることを恐れている おやすみです
① 本当の自分が
わからなくなる
「ひとりの人間として
生きている自分」
という確信を持って
いない人は、
他人に影響されやすいものです

誰かに「好かれたい」
「認めてもらいたい」
「注目してほしい」
といった願望があると、
その人と似たような
ふるまいをするようになったり、
同じような価値観すら
持つようになります

そのような形で他人の
承認を求めようとするのは

自分の人生の責任を
自分がとるのではなく

他人の人生の責任を
自分がとろうとしたり

自分の人生の責任を
他人にとって

もらおうとしているのと
同じことなんだよ

「人を助けたがる人」と
「人から助けられたがる人」は、
同じコインの裏表であり、
実はお互いを
必要としているのです

もちろん
「人を助ける」
という行為は

とても大切なことです

そうすることによって、
自分も成長し

さらに能力のある人間と
なっていくことが

できるのですからね

けれども、それは
両者の関係が

健康的な形で保たれている

場合にかぎっての話だけです

もしそこで、ふたりの間に

何らかの力関係が生じれば

その関係はどちらにとっても

不健康で有害なものに
なってしまいます

どうして
「本当の自分」が
わからなくなるのか、
その原因を大ざっぱで
いいですから

自分で考えて下さいね

② 自分が不十分な人間で
あることを恐れている
もしアナタが
「自分はあくまでも自分」
と思っているなら

他の人が自分とは違う

よい考えや価値観・
信条などをもっていたら

アナタはそれを参考にし

よく吟味したうえで

自分に合えば取り入れて
自分のものにしても

いっこうにかまいませんよ

ところが、
自分に対する確信がない

あるいは自分が不十分な
人間だと思っていると

その不安感が、
他人の考えを

自分のものにしようとする

動機となってしまいます

こうなると、
本来自分が
持っているもののうえに

人から借りた考えや
価値観・信条を

いくつもつけたして
しまうことになるんだよ

けれども、私たちは、
自分のものではないものを

自分から取り除いた時のみ

本当の自分であることが
できるんです

本当の自分で
いられる時だけが

人生の喜びをつかむことが
できるのだということを

忘れないで下さいね

「自分は今まで、
どれほどたくさんの
人の考えに

フラフラと影響されて
きたのだろうか」
とアナタは考えて
みたことがありますか

誰がそうさせたのでしょうか

それは
「アナタ自身」ですよ

このことに気づいた時

そして、その意味を
本当に理解できた時

アナタは本当の自分を

回復しはじめることに
なるでしょう
