妄想族 心はどのようにして分裂するのか
心が相反する方向に分かれてしまうのは、
多かれ少なかれ、誰にでも起ることです

そしてそのルーツは、
すでに幼児期から形作られはじめます

人間の魂は、年齢やその時の状態にかかわりなく

常に前進することを望んでいます

私たちは、実はそのことを知っているのに

様々な理由から知らないふりをするようになるんです

生まれたばかりの赤ん坊は

完全に無垢の状態にあり

魂の望むとおりに

まったく自然に前進しようとします

ところが、育っていく過程で、
両親や他の大人、年上の兄弟などが

示す心の葛藤や躊躇などに

しだいに影響されていくようになりマっする

さらに
人間には誰でも「生存本能」というものが

生まれつきそなわっています

天から与えられたこの本能は

自分が生きのび・自由で解放され

思うままに繁栄し発展することを

要求していマっする

ところが、何事においても、
「正しい」「正しくない」
「こうあるべき」「こうであるべからず」
などといった固定観念にとらわれすぎると

判断を誤ることがありマっする

というのは、そういった固定観念は

もちろん正しい場合もありますが

単なる思い込みに過ぎない場合もあり

そのためにそれが生存本能の要求と衝突し

心が相反する方向に引き裂かれてしまうのです

一方、生存本能にあまり盲目的にしたがいすぎても

自分が生きのびることしか

考えていないような人間になってしまいマっする

誤った自己と、ともに生きながらえるより

正しい自己をもって、
死んだほうがいい場合もあるということも
忘れてはいけません。
いずれにせよ、「~べき」「~べからず」
といった固定観念で自分をしばりつけることなく

常に愛情に基本をおき

自分の魂が示す方向に進むことだよ

自分は相反する考えによって、
どのように心が分裂しているかに気づいて下さい

私たちは、葛藤から解放されればされるほど

幸福感や満足感や自由を感じることができ

より満ち足りた人生を送り

自分の望むことを

追求するようになれるんですよ


