妄想族 「完璧な女」 前編
昔、こんなTVドラマ、観たことありませんか

二人の女性がヒロインです

一人はクールで何事も完璧にこなす

自分にも他人にも厳しい女性

美しくてちょっと近寄りがたい雰囲気を漂わせている

もう一人はといえば情けにもろく

人情味あふれる人柄で

しかし悪くいえば間の抜けた部分を持っている女性です

さて男にとってどちらの女性が魅力的でしょうか

今回は前者のクールな女性を主役にして書いてみます

「完璧な女」というのは

究極の自己満足型のような気がしマっする

自分に対して完璧なルールを決めてしまっているために

少しでもそこからはずれると自分を許せないのです

DAKARA他人に対しても同じだけの完璧さを求め

「私がこんなに完璧にやっているのに

何故アナタにはできないの

と責めたてるのです

ところがそういう女性は

ぽろっと落とし穴にはまりやすいのです

特に異性関係の落とし穴にね

私の周りにもそういうタイプの女性がいました

見事なまでに完璧で、生活態度も

非の打ちどころのない女性にある時

どうしようもない恋愛に落ちてしまいした

誰が見ても納得のいかない男に

はまってしまったのです

恋愛下手としかいいようがあ~りません

「あんなにデキる女性が、あんなダメ男に恋をした」
と噂になりました

私は「完璧な女」のすべてが恋愛下手というつもりはありませんが

日々完璧な分だけ、間違いなくどこかで

「ある種の落とし穴」にはまるような気がするのです

完璧でいるということは

水の中でずっと息を止めているようなものです

もう我慢ができなくなった時に

もし目の前に誰かの手が差し出されたら

それにすがりついてしまうのではないでしょうか

完璧さの裏にはそういう危ういものが

潜んでいると思うんです


