妄想族 昔話しの、旅人の妄想
昔むかし、腹をすかした旅人が

ある村の裕福そうな家の前を通りかかりました

彼は門前に立ち、
「私は何日もものを食べていません。
少しでいいので、食べるものを分けてもらえませんか

と家の人に頼みました

ところが「お前に、分ける食べ物はない

(食べものをタン麺に変えてもOK)
と追い払われてしまいました

次に旅人は、
いかにも貧しそうな家を訪ね

同じお願いをしました

すると、貧しい家の人たちは旅人を

快く迎え入れて


ひと晩泊めてくれました

ここまでは、皆さんはご存知でしょう

実はこの旅人は


神様はのちに、裕福な家の人たちに病気を与え

貧しい家の人たちには富を与えたのです

ここまでの話しもご存知でしょう

妄想族が何を言いたいのは

この昔話が教えてくれるのは

「人と分かち合うこと


喜びを感じなさいということです

ものを惜しんで、困っている人に

手を差し伸べられないような人は

いくら今、たくさんのお金があっても

決して心が満たされることはないということです

何故って

今あるものより

今手元にないもののほうが気になってしまい

心が休まる時がないからです

ため込むよりも


人に与えることを優先すると

それが良い因縁となり

寂しい人生を送ることもなくなりますよ

自分の持つものの中から

分け与えること

もの惜しみする人は

天国へは行けませんよ

人と分かち合う喜びを知る人は

幸せになれますよ


