妄想族 いろんな優しさ 2 ^^
人間力というと大袈裟かもしれないけれど

人の心の力というのは

ひとつは他人の心の色合いを

どれだけ見ることができるか

ということではないかと思いマっする

どんなふうに悲しいのか

どんな淋しさなのか

それを慮るのは余計なことかもしれないが

できるだけ汲み取ってやるというのが

人と人の心を近づけることに寄与するように思う

人と人との間には

想像力ほど大切なものはないように思う

心の経験を積み重ねることで

心の色合いがわかるようになりマっする

痛みを知る人は
やはり優しい
何も言わずにそっと傷口に

手を添えてくれるような優しさがありマっする

深い悲しみを知る人は
黙ってそこにいてくれる
慰めの言葉もなく
声高に励ますことをしなくても
優しさがしんしんと伝わってきマっする

悲しみや淋しさに出逢った時も

その悲しみや淋しさを受け止めよう

そして、その波が引きかけた時に

自分をこう励ましょう

優しくできるのは

淋しさを知っているからなんだとね



