自分がとても嫌になったとき
一生付き合っていかなければならないのが「自分」です

例えば
家族や友達とは、一生付き合っていきたい
と願っても
いつかは離れなくてはなりません
しか~し自分とだけは死ぬまで付き合っていかなければならないのです

腐れ縁という言葉がありますが
それどころではなく
「不滅縁」とでも言いましょうか
輪廻転生すると考えれば
死んだあとも付き合っていかなければならないのが自分なんですよ

そんな自分が自分のことを、時々嫌になることがあっても不思議ではあ~りません

理由を突き詰めて考えないで「勝手にしたら
」と突き放すんですよ
「えっ自分のことを突き放せるの
」といぶかる声が聞こえてきそうですね
自分が嫌になるときというのは
その嫌になった原因に
自分が吸い込まれていっているんです

考えてみてください
自分のことがとても嫌になったときには
必ず原因があるはずです

しか~し
その時はその原因が不鮮明でぼやけているんです
原因が何なのか確めよう

それを見つけようとして
自分で自分を追及しているんです
いわば、自分という火山の火口に吸い込まれていくようなものですよ

そんなことをしたら
ますます自分が嫌になっていきますよ
ですから、自分に対して無関心になってしまえばいいんです

放り投げてしまうんです

嫌になった原因に吸い込まれていく前に

自分に大きなアドバルーンを付けて地上に戻すんですよ

空から下ろすのではなく
地下から浮かび上がらせる感覚です
そうやって吸い込まれていく感覚を断ち切るんですよ

そして空を見上げ
思いっきり深呼吸を繰り返して下さい
自分を嫌だと思っている間はきっと前屈みになり

内臓を押さえつけるような姿勢になっていたはずです

内臓をゆったりさせて下さい

そして新しい空気をいっぱい吸い込んで下さい

まず、重かった気持ちが軽くなり
気分が爽快になりますよ
すると、自分を嫌になったことも少しずつ忘れていくはずですよ
