お越し下さり、ありがとうございます。
前回までの「開発」は、第2次営業活動を開始し、面白がっていただける会社が見つかった為、弁護士事務所に行き、NDAを作りましょう、というところまででした。
さて最初の「竹皮」モチーフの袋(俗称「ふんどし袋」!)を大改良した第2世代(今で言うところのランチビークル「ブリッジタイプ」)を、詳細に渡り、問題点や課題がないかチェックするステージへと移りました。
ブリッジタイプは見た目にも大変美しく、問題なく持っている範囲では、抜群の水平安定性とホールド感をもたらしてくれます。
ところが1点だけ、しかしながらその1点が、かなり根深い問題として浮かび上がってきました。
それは、「ヒューマンエラー」です。
「ブリッジタイプ」は、2つの把手をしっかり握っている時には最高のパフォーマンスを発揮するのですが、万一誤って、把手の1つが掌からはずれて、残りの把手1つで保持する状態になった場合、把手が離れた時の勢いによっては、最悪のケースだと中の容器が落下してしまう事態も起こり得る事が、判明したのです。
従来のレジ袋は、その形状から「Uバッグ」とも呼ばれますが、把手と把手の間がコの字に折れ曲がり、深さを形成しているため(Uの字の底の部分)、万が一把手が1つ、手から離れても、中の収容物は傾くものの、口一杯にまで詰め込んでいない限り、収容物が落下したりというところまでは、なかなか至りません。
しかしながら、この「コの字」のスパンが一意に固定されているがため、様々な容器への適応が出来ず、「容器が傾く」という障害をも、引き起こしてしまっているわけですが…。
ランチビークルの場合、把手間が一直線の形状で、中の容器サイズに合わせて無段階にピッタリとフィットさせ、容器を傾かせずきっちりホールド出来る、という長所を生む反面、把手を1つ手放してしまうと、たちまち1本の帯となり、その勢いによっては中の容器が落下してしまう事も起こり得る、という事が判明しました。
作っているときは、「わざと失敗する」という検証行為に、なかなか気付けないんですよね・・・。
解決として、「つまりは把手と把手、もう少し広く言うと袋の両端部分が、使用中は離れて行かないような処理を加えられれば、いいんだよね?」と、ものの1秒位で方向性自体は即、決定しました。
次回以降は、「じゃあどうやって離れないようにするのか?」と試行錯誤したあれこれを、ご紹介したいと思います。
次回の「開発」は、「ホチキスでとめてみた」の予定です。
宜しかったらまた、覗きに来て下さい。