妻は
「別れ」のときの感情の出し方を
忘れてしまったようです。
今日は
訪問リハビリの女性言語聴覚士さん
と妻のお別れの日でした。
約一ヶ月の
短いお付き合いでした。
妻に
いつも優しく接してくれ
ありがとうございました。
時々、ギャグを言ったりしては
二人で「キャッ♪、キャッ♪」笑ってるときは、まるで母娘のよう、と錯覚する程でした。
振り返れば
妻が『素顔』になれる唯一の時間だったのかもしれませんネ。
そんな
娘みたいな付き合いをしてきた人との
別れ際に、妻は、その悲しみを口にも顔にも出せませんでした。
「サヨナラ」すら、言えませんでした。
おそらく
悲しくなかったのでしょう。
そんな
感情を無くしてしまった妻を見て
私は、悲しかった。
パーキンソン病だか、
認知症だか、知らないけれど!
妻を変えてしまった『病』を恨みました。