失敗したら坊主にすれば良い、と

勝手に決めていたのだが

とことん拒否られたので、あきらめた。


ま、焦らずとも

チャンスは

いつか必ずやってくるのだから。


これで

また、夏前に散髪しなければならなくなり、私には、ある意味、ストレスとなった。



それから、、、


夕方、、、


どーしても

このままでは人前に出せない!

妻が笑われる!


私は

頼み込んで

再度チャンスを与えてもらい

何とか

人前に出せる髪型に仕上げた。


二度目は

私愛用のバリカンを使ったので

スムーズにやれたはず?


一度目では 

格好つけてハサミを使い

妻のまぶたを少し傷付けてしまっていた。


これには、肝を冷やした。

かすり傷程度で、妻も、平気だ、と言ってくれたが、そこは、女性の顔である。


軟膏を塗り手当して

ゴメン、と何度も謝った。


ふと

チクチクするわが指を見ると

血がしたたっていた。


本職が使う

よく切れるハサミだったんです。


最初から

バリカンにしておけば良かった 

と、後悔してもしきれない気分だった。



そんなこんなで挑んだ

この二度目の散髪が

実は、妻の自律神経のバランスを崩し

我慢の限界を突破させ

攻撃的な妻に豹変させたきっかけとなっていたのだった。