昇子ちゃんの不思議な脳内ブログ

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人の心を学ぶためにやってきた宇宙人なのかも知れましぇん(;´д`)

Amebaでブログを始めよう!

うーん…知らんかった


自分で書いた詩にアンサーソング付ける


人がいるなんて😂


93年のヒット曲改めて調べてて


まだまだ知らないことがいっぱい



1993年

8月某日

東京港区某所


某レコーディングスタジオ


柴 なんか…今、会社の方、例の週刊誌の騒ぎで大変な事になってるっぽいけど

上 …ん

柴 このまま、こういうの(嫌がらせ)がずっと続くのかな?

上 かもな…?

柴 うちの会社って…やっぱ結構ヤバイよね…?(怖)

上 今更、ナニ言ってんだよ…(苦笑)

柴 上住くんも、身辺には充分気をつけなよ…?

上 …


9月4日

東京港区某所

AM 9:00


某マンションの一室


坂 (電話中)


坂 えっ、横浜…?

池 『ええ、行きませんか?気分転換に…!』

坂 …でも

池 『引き篭もり癖…直さなきゃ…(苦笑)』

坂 …

池 『ね…?』


横浜市某所


PM11:00


坂 わー、綺麗…

池 ね、ホントに綺麗ですよね〜、この辺、今再開発が凄いから…

坂 ねえ、あんなに高いタワー、横浜にあった?

池 なんか、最近できたらしいですよ?

坂 じゃあ、行ってみたい…!(笑顔)

池 行ってみましょうか?


横浜市某所


某タワーの最上階レストラン


坂 ねえ…ここ、高過ぎて何か怖いんだけど…(苦笑)

池 この場所…東京タワーの展望台よりも高いみたいですよ?

坂 凄いのネ、こんな高い場所でお食事までできちゃうんだから…

池 そうですよね〜、でも本当に最高の景色だなぁ…(眺)

坂 ねえ、池本くん、今日はどうして横浜に来たの?

池 エッ、何でかな〜?東京って、何か、いつも誰かに見張られてる感じがして、ちょっとヤダなぁと思って…(苦笑)

坂 誰かって…?

池 なんか、低俗な…そのテのヤツです…!

坂 気遣ってくれてるんだね…

池 いや、俺は、別にいいんですけどね…?むしろ、ホラ今だよ、撮って撮って!って感じだし…(笑)

坂 ナニを言ってるのよ…?(苦笑)

池 ね…坂瀬さん、今日は、遅くなっても構わないですよね?

坂 え?

池 ダメですか…?

坂 …ん

池 行きたい所は何処へでもお付き合いしますよ?

坂 ほんと?

池 はい、モチロン!(笑顔)

坂 じゃあ…昔、父と行った公園にまた行ってみたいな…


横浜市某所

PM1:00


某公園内


池 わあ、綺麗な公園ですね…!

坂 ね、ここ(喫茶店)でお茶飲むのが好きだったの…

池 坂瀬さんって、神奈川の方だったんですね?

坂 ウン、田舎の方だけどね…

池 坂瀬さんのお父さんって、どんな方だったんですか?

坂 私の父はね…優しくて…車と歌が好きで、いつもドライブに連れて行ってくれてた

池 そうなんですか〜…

坂 私はね、父親似なの、顔も、性格も…

池 そうなんですね…?それは素敵なお父様なんだろうなぁ…(想像)

坂 …池本くんのお父さんは?

池 ウチの父は…俺が物心ついた時には、もう側に居なかったから…あんまり良く覚えてなくて…(苦笑)

坂 …そうなんだ?あの、お姉さんは元気にしてるの?

池 あ、美雪ですか…?結婚しました…!実は今月出産予定です…(笑)

坂 えっ…

池 そうなんですよ(笑顔)

坂 そうなの…何か、嬉しいな…

池 今でもずっと地元で坂瀬さんのこと応援してますよ?

坂 有り難いよね…また会いたいなぁ(懐)

池 また、時間がある時にいつでも会いに来てやって下さいね、ちょっと遠いけど…!(苦笑)

坂 ウン…

池 ていうか、親戚になったらいつでも会えますんで…(ボソ)

坂 え?

池 あ、何でも…(苦笑)

池 イヤ、でもホントにここは良い公園だなぁ、バラは綺麗だし、お茶は美味しいし、港にベイブリッジとマリンタワー、景色最高ですよね〜!気分転換にまた来よーっと!(笑顔)

坂 ねぇあそこに見える噴水、お父さんと来てた頃からずっとある…

池 あっそうなんですね、お父さんとの思い出の場所がずっと残ってるなんて、凄く素敵な事ですね…!(笑顔)

坂 そうね、ここへ来てた父との思い出は、きっと忘れないと思う…


1989年


(とある学校の屋上)


少年 空を飛ぶってどんな気分なのかな…

上 え?

少年 飛んでみたいって思ったことない?

上 ん?まあ、小学校の時とかはな…

少年 オレ、今でもたまに飛んでみたいって思うんだよね…(苦笑)

上 何それ?

少年 ナンカ、自由の象徴って感じ?

上 じゃあ、次生まれ変わったら鳥にでもなれば…?

少年 鳥なんかじゃねーよ…!(笑)もっと自由なんだよ!


翌日

ニュース【◯◯県◯◯市◯◯高校で、同校3年の男子生徒=当時(17)=が校舎屋上から飛び降りて死亡、父親からの暴力を苦にしての自殺か】



上 …(目を覚ます)


時計【AM 2:00】


上 … (冷汗)


翌日


宮 ナニ?

上 だから、あんま変なのと関わるなヨってこと…

宮 どうしたの?急に…

上 …心配してんダロ?

宮 いや、大丈夫だって、ちゃんと線はわきまえてるし

上 は…?どんな線か怪しいもんだな

宮 なんダヨ…(苛)

上 なんか…今日変な夢見たんだよ…

宮 へ?

上 もう昇華できたと思ってた事が…急に夢に出てきて

宮 それと、俺とどういう関係があるの?

上 だから、急に居なくなるなよ…ってこと

宮 もしかして俺が、ヤバイ奴らに消されるとか…?(苦笑)

上 …

宮 なに変な心配してんの?(苦笑)

上 オマエさ、まだ、工道静香と会ってんだろ…?

宮 あぁ…バレてた?でも、ちゃんと距離取って付き合えば、悪い人じゃないよ…

上 …

宮 それに、味方につけといて損は無いしサ…?

上 …

宮 大丈夫だって…彼女と一回ちょっと話してみたら…?この先ナニされるかわかんない…ってずっと怯えてるよりは絶対いいと思うけど


数日後


東京港区某所


某会員制CLUB


静 あ…

上 あ、ご無沙汰してます…

静 ホントに久しぶりだね〜…?あれから君たちテレビで見かけないから…もしかしたらアタシのせいなんじゃないかなぁ…と思ってちょっと心配になってたの…(苦笑)

上 …イヤ、会社の事情で

静 そうなの〜?…ねえ、今日来てくれたってコトは…仲良くして貰えるって思ってもいいのかな?

上 あ…仲良く…っていうか…

静 ?

上 アイツを、あんまり刺激しないで欲しいっていうか

静 刺激?

上 …

静 あたしが宮澤くんに一体何をしてると思ってるの…?(苦笑)

上 …

静 それって…アナタの単なる想像でしょ…?(呆)

上 …

静 わざわざ、そんなこと言いにまた此処に来たんだ?

上 …


男 なあ、大丈夫…?静香、ナニしてんの?

静 何か、変な人に絡まれちゃった…

男 おまえ、静香に何やってんだヨ…?

上 …(うわ、ヤバ)

静 …

男 てか、ここ何処だと思ってんだよ?(苛)

上 …?

男 ちょっとコッチまで来いよ…?(上住の腕を掴んで連れて行く) 

上 はぁッ?…離せよッ?!(怒)

静 …


男 オマエ、どっから入って来たんだよ?ここの会員じゃねーよな…?(苛)

上 …

男 会員じゃねー奴の無断入店は、原則罰金だからな…?!

上 …

男 だいたい、オマエなんかが来ていい場所だと思ってんの?(呆)

上 …は?この店はキメてねーヤツ以外は入れねぇ店なのかよ…?(呆)

男 ハァッ…?ナンダと…?(苛)

上 …(怖)


(周りの客達がザワザワする)


男 おまえあんま調子こいたコト言ってると此処で晒すぞ…?(苛)

上 …何を晒すんだよ?

男 オマエが面白いことになるトコロをだよ

上 …

男 ここの連中、そろそろみんな退屈してきてんだよ?勝手に入って来たこと許す代わりに…ナンカ客が喜ぶような面白い事でもやってくれる?

上 …(怖)

男 ちょっと売れたぐらいで此処では関係ねーからナ…?

上 …(周りを見渡す)

上 (うわ、どっかで見たことある奴ばっかり…)


男 お前…歌手だったら、(キメて)ナンカ一曲歌うってのはどうよ?


客A ナニナニ…?その人ナンカ歌ってくれんのォ…?(笑)

客 B 時の扉…!(笑)

客 …(嘲笑)


男 お前がいま一番得意な歌でいいよ…(煙を吸引する)

上 それじゃ…『犬のおまわりさん』、とか?


(周りが一瞬シーンとなる)


男 ハァ?!おまえ、フザケて言ってんのかぁッ?!(怒)

上 …(怖)


静 ね〜…永崎くん、何かあたしお腹空いてきちゃったんだけど…

永 あ…じゃコイツどうしたらいい?

静 今日は、もう帰してあげたら…?

上 …


5分後


上 (開放される)


永 お前、次来たらどうなるか分かってんだろうな?(苛)

上 …

永 2度と来んじゃねーぞ…!(苛)


永 (扉を閉める)


上 …(安堵)


静 ねー…

上 ?

静 なんか、ごめんね?…中で変な事になっちゃって…

上 …(オマエが発端だろ?)

静 …あの人、頭に血が上りやすくてさ、あの店仕切ってる人だから、つい過敏になっちゃうっていうか…ホントにごめんなさい…

上 …

静 それで、あたしお腹空いたから、今からゴハン食べに行くんだけど…

上 …

静 良かったら、一緒に付き合ってくれない…?

上 …

静 ねぇ、知ってるかわかんないけど…宮澤くんのお客さん(買い手)って、このCLUBには沢山いるんだよ…?

上 ?

静 だから、これからも彼はここに出入りすると思うヨ…?例えあたしとは関係無なくても…

上 …


静 今日、ゴハンだけ付き合ってくれたら…永崎くんには、もうあなた達が店に来ても手出ししないように言っておいてあげてもいいけんだけどなぁ?…(視)


東京都内


某ビルの屋上


ヘリポート


(プロペラが回って強風が吹いている)


上 …え?

静 今から、焼き鳥食べに行くから…!

上 焼き鳥…?

静 名古屋まで…!

上 は?…(驚)


(2人を乗せたヘリコプターが上空に上がっていく)


(高度300m地点)


静 此処から30分ぐらいで着くよ…?(笑顔)

上 30分…(怖)

静 あれ…もしかして…高い所が怖いの?

上 …(固)

静 ねえ、大丈夫…?

上 …(怖)

静 でもサ…さっきの『犬のおまわりさん』はちょっとだけ面白かったな〜…(笑) あの状況でよく…(苦笑)

上 あの…帰りも、コレに乗るんですよね…?(怖)

静 大丈夫…30分も乗れば慣れるって、静香も最初は怖かったんだけど、今では操縦できちゃうんだから?

上 え…?

静 あたしね、10代の頃に、初めてハワイで乗ったのが、観光用のをセスナだったんだけど、火山の真上とか飛んで、凄く感動して…どうしても操縦してみたくなって、ハタチの時にアメリカでライセンス取ったの、日本より早く取れるからさ、そしたら、これがなぜかメチャクチャ操縦上手いのよね〜…?(笑)それで21歳の誕生日に社長が自家用のやつ使っていいよって言ってくれて、たまに運転してる…(笑)

上 …(凄)

静 でも、静香の運転じゃ〜怖いって誰も一緒に乗ってくれないのよね〜…(苦笑)…もし何かあって仕事に影響が出たら大変でしょ?

上 …

静 滅多なことなんてほとんど起こらないんだけどさ…?それで…宮澤くんに声かけてみたら、あたしの運転で一緒に乗ってくれて

上 …

静 …それだけだよ?…あの子、素直でいい子だから、呼んだら何回も付き合ってくれるのよね〜…(笑)

上 …

静 ねー…信じてないでしょ?

上 そんな事ないけど…(怖)


PM 9:00

愛知県某所

某焼き鳥店


女性A なぁ、あそこに居る人、もしかして…(小声)

女性B     工道静香…?!(小声)


静 (微笑んで小さく手を振る)


女性A、B  きゃー… (手を振り返す)


静 …(口元に人差し指を立ててお願いをする)


女性A あの、隣におる人、誰?なんか、パッとせん人やね?(小声)

女性B    マネージャーかナンカやないの…?(小声)


上 …(聞こえてんだけど…)

静 …じゃ、今日は飲めないけど、かんぱーい

上 …

静 あたしね鳥レバー好きなの、味噌だれの…名古屋コーチン、お肌にいいしね…

上 はあ…

静 あたしってナンカいっつも貧血気味だからさ…(苦笑)

上 …でも東京から30分で名古屋に着いちゃうって

静 ね、便利でしょ〜?やろうと思ったらホントは何処にでも着陸できるしね?静香、田んぼの真ん中に停めてたことあるよ?(苦笑)

上 え、田んぼ…?

静 深夜に、途中でトイレに行きたくなっちゃって…

上 え?じゃ…その田んぼの中で…

静 ちょっ…それはしないよ?!暗いし、めちゃくちゃ怖いじゃん…!(苦笑)

上 (苦笑)

静 でも、こうやって近くで見てみるとさ…キミの顔ってさ、結構…(視)

上 ?

静 …お猿さんに似てるよね?(笑)

上 は…?(テメーこそぬらりひょんに似てるだろが)


お店を出る


静 ねえ、このあと他にどっか行きたいトコロ、ある?

上 イヤ、別に…

静 海に行ってみる?

上 あんま、興味ないかな…(食事だけじゃないの?)

静 じゃあ、帰ろうか…?

上 そうですね…

静 静香の運転で

上 …(待てコラ)
AM12:30


亜 もう、何なのよ?こんな時間に呼び出して

近 あ、いらっしゃい、待ってたヨ!…(笑顔)

亜 あ、何かワケ有りな笑顔だ…(呆)

近 あの、亜季ちゃん…悪いんだけど、またコレお願いできるかな?(項垂れている織田沢を指差す)

亜 ゲェッ!またここで潰れてるの?

近 でも、今日の酔い方は珍しいよ…?何か、よっぽとショックだったんだろうね…?(苦笑)

亜 あの、あたしって何なの?この人のアッシー…?(苛)

近 まあまあまあ…(苦笑)

近 ちょっと、聞いててみ?さっきからグダグダ何か面白いコト言ってるから(笑)

亜 ん?(聞き耳を立てる)

織 俺の、面影なんか…どうせ誰にも踏まれもせずに消えてくんだよ…(ブツブツ言う)

亜 ホントだ、何言ってんの?…(苦笑)

近 …昭和から平成への最後の愚痴かな?

織 この際な、おんしに言っちょ〜が、わしゃ、あげに悪うもなれんのや、たっすいが…まっことの小心者なんっちゃあっっ…!!(大声)

亜、近 はあ?…何だって?…(目を合わせて笑う)

近 コレ、面白いから録音しとくか…?

亜 何で?

近 この戯言、多分、売れるぜ?…(悪い笑顔)

亜 …?

近 まあ、取り敢えずメモしときな…?(笑)

亜 わかった… (メモに書く)

亜 あ…この酔っ払いの迷言を、もしかして詩にするってんしょ…?(視)

近 正解…!でもま〜この後のアレンジはお前さんの腕次第だな?(笑顔)

亜 やだな、パパって、悪いヒトね…(想像してニヤニヤ笑う)

近 あはは〜、パパになったり…ママになったり、俺って、一体何なんだろうな?…ま、いっか!(苦笑)

織 …ウーン (起)

近 あ、先生、今日はもう言いたいコトは無いか?

織 …何?…俺いまナニやってたんだっけ?

近 無いみたいね…(苦笑)じゃあそろそろ帰りましょ、美人サンが迎えに来てるよ?

織 は…?いねーだろそんなの

亜 …っ(苛)

織 …そうだよ、全部ウソ!いないいない、いないのヨ、そんなの!理想を歌詞にして何が悪いんだよ!?…それが売れない原因?ウルッセーんだよ!!自分でもわかっとるわ!!(またブツブツ言い始める)

近 まだ、あったみたい…(驚)

亜 …(苦笑)

近 じゃあ亜季ちゃん、ホント悪いネ…杏果には玄関ロック開けとくように言ってあるから…ゴメンな(片目を瞑って顔の前に手のひらを立てる)

亜 わかったわよ、この貸しはいつかキッチリ回収させて貰うからね?

近 あ、センセーにツケといてよ(苦笑)

亜 …了解、センセ、早く行ってヨ!(織田沢の足を蹴る)

織 痛ッたい!…おン前、覚えてろよ?(フラフラ歩く)

亜 あ、パパ、中々面白そうな提案してくれてありがと…!(目を瞑って口を尖らす)

近 イエイエ、どう致しまして…!(ウインクして受け取る)


(車の中)


織 サーむい…(震)

亜 寒い…?今夜は、比較的暖かいはずだけど…

織 あ、ホント…?何でだろ…

亜 …暖房入れるわね?

織 …暖ったかぁ…ありがと

亜 ハァ…(ため息) あたしは一体こんな時間に何やってるんだろう…?

織 …(即寝)

亜 安心しちゃって…殴りたくなる寝顔って、正にこのことね…(呆)

織 …(落)

亜 あのさ、これって男女逆じゃないの?これじゃまるであたしがオッサン家に持ち帰ってるみたいじゃん…(嫌)

織 オイ、コラ…お前、俺をナンダと思ってんだよ…?(起)

亜 …は?(驚)

織 …長土、全部、ジョークにしてんじゃねーぞ?…俺の人生いったい何だと思ってンだよッ!!(ブツブツ言う)

亜 …(まさかの、突然の社長へのクレーム)

織 俺は、どこでケジメ付ければいいんだよ…?教えてくれよ…?

亜 …(呆)

織 …痛ッ…

亜 ?

織 イィ痛タタタタタタッ!…(腹部を押さえる)

亜 えぇっ?ちょっと…大丈夫?!

織 あ…マジで痛い…亜季、俺、このままやりたい音楽やれないまま死にたくないよ…(冷や汗)

亜 …織田沢さん、オーバーだよ、今、病院に向かうから!

織 …(ヤッバ、こりゃマジでイカン…)

亜 ねえ、しっかりしてよ?!

織 ちょっと、水ちょうだい…!

亜 あ、はい…!(渡す)

織 (咽びながら水を飲む)

亜 …

織 (助手席でしばらく項垂れる)

亜 大丈夫?…落ち着いた?

織 …

亜 もうすぐ、病院だから

織 さ…さむっ…(震)

亜 また…?(驚)

織 …

亜 (暖房を上げる)

織 …

亜 …

織 …あ、治った

亜 …治った?

織 ウン…大丈夫…OK、OK!(起き上がる)

亜 ちょっと!…OKなワケないでしょ?あんなになってたのに!早く病院行けよ!

織 いやいや、良くあるんだよ、心配ないって…

亜 …さっきの、何だったのよ?死にたくないって言ったじゃない?

織 あ〜…アレはちょっと、オーバーだったナ!(水を飲む)

亜 オイ、ふざけんなよ…?オッサン…(苛)

織 は…(怖)

亜 毎日毎日、どっかで飲んだくれてんじゃないワよ…!いい加減にしなさいよ?そんなに毎日嫌なら仕事辞めれば…?(苛)

織 …

亜 ていうかさ、時代が変わったんだか何だか知らないけど、自分のやりたいコトをまずやりなさいよ?長土が何なのよ…?いい歳なんだからもう昔のこととか関係ないでしょ?自分の人生じゃん…!

織 …ナニ、怒ってるんだよ?

亜 …てか、ホント病院行け!(泣)

織 …亜季ちゃん、泣かんでも…(呆)

亜 あたしがね…ずっと、どんな気持ちで…!


織 アッ…痛っ…(腹部を押さえる)

亜 …!

織 イテテテテテ…

亜 ちょっと、冗談抜きで!早く病院そこだから…!(心配)

織 …なーんって!嘘ぅっそーー…(笑)

亜 …はぁッ?!(怒)

織 帰ろうぜ、なんかオマエのこの水で治ったかも…?(飲)

亜 は…?…じゃあ、その水の料金置いてってよ!(苛)

織 …可愛くないねー…(苦笑)

亜 ほっとけよバカ!誰のせいなのよ?!とにかく、明日は病院行って検査ぐらいしなさいよ

織 明日は、確か時間ねーかな…?(呆)

亜 は…?あっそう(苛) 今度はもう助けないからね…?

織 大丈夫だって…そのうち行くから!(苦笑)

亜 ねぇ、何でそこまでしてこの会社に尽くすのよ…?普通じゃないでしょ?ずっとこんな生活してて

織 そんなこと言われてもサー…

亜 別に、例え事務所辞めたってもう困らないじゃない

織 いやー…昔、死にかけの俺を拾ってくれた社長への恩返しだよ、だって…売れんかったんだから、それしか今出来ること無いやろ?

亜 それで、結局、今も死にかけてんじゃん…(呆)

織 まあ、それは拾った相手が、チョイと悪かったんだな…!(苦笑)

亜 …は?チョイとじゃねーだろ、もう死ねよ、ハゲ!(苛)

織 オイ…!ハゲは余計くないか…?!(悲)

亜 …心配してんだヨ!これでももう、ずーっっとな!?

織 あ、あの…心配してくれてるのは有難いんだけど…だんだんお口が酷くなってきてませんか、女の子なのに…そういうの傷付くんだよ俺、こう見えても繊細なんだからね…(怖)

亜 …繊細とか、どの口が言ってんのよ?(呆)

織 とにかく、今日はスマンかった…また今度埋め合わせはするから…

亜 そんなことよりも検査してよ、ついでに脳波も検査して貰いなさい?きっと異常だと思うわよ?

織 ど、どいひ…(苦笑)

亜 でも…織田沢さんも結構、中身はずっと傷だらけなんだね…

織 は?まあ…そうなのかもな?ホドホドな感じにな…(苦笑)


1993年

8月某日

東京港区某所


某レコーディングスタジオ

亜 どーも、お久しぶり…!

池 あぁっ!姐さん、お久しぶりです…!!(笑顔)

亜 姐さんて言うな…(苦笑)

池 イヤ〜すっかり外暑くなったよね!今日はホント来てくれてありがと!亜季ちゃん(笑顔)

亜 そりゃ、暑くても来ますよ、仕事だもん…(ブースに入ってヘッドホンをする)

池 アレ…?なんか、しばらく会わない間に超綺麗になったかな?

亜 おだてても実力以上の声は出ませんので…(呆)

池 え、ホントなのにな〜?(苦笑)

亜 (ブースの中からOKサインをする)

池 それじゃ宜しくお願いしまーす!!


スタジオ内に『Memories』が流れる


池 お疲れ様でした!良かった〜最高!(親指を立てる)

亜 お疲れ様でした…(帰る準備をする)

池 え、何か久しぶりに会うのに連れなくない?(苦笑)

亜 そう?…別に?

池 …俺、なんかした?

亜 あたしは単なるコーラス要員で呼ばれて来ただけで、これ以上の用なんてないでしょ?(視)

池 その言い方、なんかトゲがあるなぁ…(苦笑)

亜 ったく、どいつもコイツも…(ブツブツ言う)

池 今日、この後はもう時間ないの?

亜 …ん?別にそういうわけでもないけど…じゃ、またプロテインでも奢ってくれる?

池 ハハアッ!何本でも!喜んで!!(笑顔)


東京港区


某スポーツジム


亜 …じゃあ、久しぶりに思いっきりイクからね?(グローブを着ける)

池 大丈夫だよ!しっかり押さえてるから!!(サンドバッグの後ろに隠れる)

亜 ほんっと、ずっとウップン溜まってたのよね…!アンタが黙って逃亡したからさ…(睨)

池 だ、黙って逃亡…?ソレは無いんじゃない…?!(悲)

亜 …黙りなさいヨッ!(突然、ワンツー打ちする)

池 うわっ!亜季ちゃん…プロボクサーでも目指してるの…?

亜 は?

池 いや…パンチがやたら、前より本格的になってるな〜と思って…こんな強いワンツーは男でも中々無いって!(ミット打ちじゃなくて良かった…)

亜 何でも…本格的を目指すのがあたしなのよッ!(サンドバッグに思いっきりパンチを打つ)

池 うわ〜おぉ、カ、カッコイイ〜!…(声が裏返る)


亜 あ〜、スッキリした!

池 お、お疲れ様でした〜!(ドリンクを持ってくる)

亜 ありがとう、コレもちろん池本ブレンドだよね?

池 当然ですヨ、今日は美容的にも効果抜群なものを入れておきました…!(笑顔)

亜 サンキュ〜、気が効くじゃん…

池 何か、こうやってジムに居るのも久しぶりだなぁ…

亜 今 3rdシングルなんだっけ?…何かと忙しそうだもんね?

池 全国の営業回り行くのも中々楽しいけどね〜…でもやっぱ、俺を作った原点はここかな…って思うよ?

亜 多分、あのまま此処に入り浸ってたら今ごろ絶対このジムのトレーナーになってただろうしね…?(視)

池 イヤイヤイヤ…(苦笑)

亜 恋も仕事も、順調そうでなによりじゃない?

池 あはは、それは貴女だって…?

亜 ハ?…(睨)

池 あ…(苦笑)


トレーナー 池本くーん!久しぶりー!!


池 あっ、どうも〜ご無沙汰してます〜!(笑顔)

ト …元気そうだね!(笑顔) 今度、このジムのイメージキャラクターでもやって欲しいなぁ、会員増えそうだし!(笑)

池 あ、それいいなぁ…!事務所が許可してくれたら…(苦笑)

ト あ、大黒さんもお揃いで…!あのさ、丁度いいって言ったらアレなんだけど、今日発売の週刊誌、見ました?

池、亜 え?


ト ガセだと思うけど…ちょっと心配になっちゃって…コレなんだけど…(2人に週刊誌を見せる)


【Beling社長 長土大幸に5人の愛人疑惑、女優、モデル、歌手…社内不倫関係も発覚か?!】



池、亜 ?!…(驚)


池 ちょっと見せて…?(週刊紙のページを開く)

池、亜 …(読)

池 …(目眩)

亜 しっかりしてよ…!たかが週刊紙よ?

池 …そ、そうだね…!

池 (坂瀬に電話をかける)


【この電話は電源が入っていないか、電波の届かない場所に…】


池 …(茫然)

亜 ちょっと、この世の終わりみたいな顔しないでよ…?(呆)

池 ナンデ…?何でこんなのが今更…?

亜 きっと…嫌がらせに今更もクソもないんじゃない?

池 …坂瀬さん …(心配)


大阪府某所

 Belingビルの一室


PM12:00


長 (電話中)


長 ああ、その事なら心配するな…もう次の手は打ってある…

織 『次の手…?』

長 オマエ…さっき送った詞を見てどう思う?


『タイトル 【もう少し、あと少し…】』


織 『…(読)』

長 なかなか、良く出来てると思うんだが…

織 『…』

長 いつかこうなった時の為に、実はコレを用意させてあった

織 『…』

長 まあ…言うまでもなくこの記事はアチラ(burming)からの嫌がらせの一環だからな…?

織 『…』

長 前回の…上住が中山美帆をどうとか、いう記事はまだ笑って済ませられたが、今回の記事は、正直今更どうしようもないんでな…(苦笑)

織 『…』

長 それで、今回はその記事掲載を逆手に取るんだよ

織 『これを、ZAROの新曲にするんですか?』

長 まあ、そういう事だな…

織 『でも、もし今このタイミングでこれを発売したら、確かに売れますね…?』

長 …坂瀬も、納得してやっている事だから、その辺はお前達も理解して欲しいんだが…

織 『…この詞は、坂瀬さん本人が書いたんですか?』

長 まあ…俺との共作ではある、が、そういう事にしておく…という話しだな?

織 『…(呆)』

長 そこで…この詞に付ける印象的なメロがひとつ欲しいんだが、お前、何か良いアイディアは無いか?


東京港区某所


坂 (電話中)


坂 エ?…信じられない、断るなんて、(呆)

織 『あのな…信じられないのはコッチだよ、お前は一体何考えてんだよ?』

坂 会社を助けるためじゃない、これで他の事務所に迷惑かけることなく丸く収まるの…

織 『でも、これはマズイだろ…?』

坂 どうして?

織 『もっと、何か、違う方法あるだろ?』

坂 …今さら何言ってるのよ?織田沢さんが断ったところで、他の人が曲を付けるだけなのよ?

織 『オマエ、おかしいぞ…?』

坂 アナタに言われたくない…(呆)

織 『オマエいつからそういう人間なんだよ…?』

坂 え?

織 『昔は、グラビア掲載ぐらいで泣いた奴が…今じゃ堂々とある事ない事書かれようが平気ってワケか…?(呆)』

坂 人のイメージって、歌う曲次第でいくらでも変わる、貴方が最初にそう思わせてくれたんじゃない…

織 『…は?』

坂 今回はZAROの新しい曲のイメージが、たまたまこういう(不倫っぽい)曲になったっていうだけ…だから、次からはまた新しく創ればいいでしょ?

織 『…』

坂 私たちが何の為に組まされたと思ってるの?…こういう時の為なのよ?最初からそういう事なの

織 『…(呆)』

坂 だから、次からはもう断らないでね…?


8月某日

東京港区

PM 9:30


某店


亜 ナニしてんのよ?こんな場所で1人で飲んで…

坂 亜季ちゃん…

亜 もう、いつもの場所に行けないんだ…?

坂 …そんな事ないけど、何となくね…(苦笑)

亜 隣、ご一緒してもいいですか…?

坂 当たり前でしょ?…(苦笑)

亜 …でも…凄いよね、坂瀬さんって…アタシがもし社長の愛人の1人って言われて…他の事務所の愛人関係をカモフラージュするために、後処理的な曲を出せなんて言われたら、速攻で辞めるわ…(苦笑)

坂 だって、愛人じゃないもの…(苦笑)

亜 そんなふうには世間はもう思わないじゃない…

坂 大丈夫よ…?亜季ちゃん、長土さんは色々考えてる…

亜 …そうなの?

坂 …ウン

亜 そういえば…例の彼氏クンの方はこのまま心配させっぱなしでもいいの…?

坂 …そのことだけど、このまま私と付き合ってても、池本くんにとっては、何のプラスにもならないから…

亜 …

坂 このこと、まだ、彼には内緒にしてね…?