嫌いな音はとことん苦手。


というと、大きな音や声に反応してパニックを起こす場面を想像するかも知れませんが、それだけではありません。


音量で分けると、

突然の大音量はビックリを通り越して全身の毛穴が刺さるように痛く感じ、次第にその毛穴一つ一つが痒くなり、掻きむしりたい衝動に駆られます。

我慢をするとパニックで泣き叫び涙が溢れてきます。

(これはメルトダウンなのかも…)

それから、ボリュームのつまみを回したように、無音からだんだんと大きくなる音。

この種の音は即座に耳を塞がなくてはいけません。塞いでもその空間から逃げられない状況の場合には、呼吸が苦しくなり、倒れるので非常に避けたい音。

ですが、最大音量を私自身が把握できていて、想像の範囲内なら我慢はできます。


小さな音、これは主に空気の音。

冬と夏の空気の音でも違うのですが、小さな音だと頭では分かっているんです。

しかし、この空気の音から逃げられない世界にいるという恐怖から、
(これ、よく分からないですよね笑)
耳元で流れるこの音は厄介で、人の声も遮る程に次第に大音量へと変化して聞こえてくるのです。

それはもう突然に。

例えるならば、鎖で繋がれた身体に音の大波が遠くの地平線から静かにじわじわと襲ってくる感じ。


あとは、これは幼少期の記憶から来ているものだと思いますが、男の人の太い声。居酒屋なんて敵陣に乗り込むようなもの。

身体中を無数の針で刺される恐怖に似ていて、
(刺された事はありませんが)
身体は硬直し、冷たくなり、ヒリヒリと痛み、髪の毛の毛穴を守るために髪を引きちぎりたい衝動に駆られます。

書きながら、なんておかしな人間なんだろうと冷静な私もいますが、表現を例えようとして考えている今まさに身体中がピリピリと痛みます。

アスペルガーの人全てに当てはまるわけではないと思うのですが、私の 音 の感じ方はこんな感じです。

映画もできるならば避けたいですが、映画館 という箱の中だけで起きていて、尚且つスクリーンの中の世界と私達のいる世界は別世界だという事を理解しているので、パニックになることはありません。

聴覚過敏、で調べると、より詳しく載っていたりします。